第2話 大変!注意!!
カッ! ズ怒怒怒怒ッ!!
怒ッカーーン
「GYA?、!!!」(え?)
キョロキョロ???
「GYAGUGA??」(えっなっ何で??)
吹っ飛ぶ玄関
余波の爆風で消し飛ぶ風呂場の戸
続いて吹き込む石混じりの土煙
「GIGYUGYAGA!!」(あーお気に入りの服がぁー!!)
一部は壁に張り付き、他の一部は今は目の前に今ヒラヒラと千切れた布切れが落ちて来たのだった。
更には、
「GUGYA!?」(あっあれは!?)
向こうに見えるは、ゴブリン。
それは灰色ゴブリン・後の顔面に小さな白い布切れが張り付いているのだった。
灰色ゴブリン・後は鬱陶しそうに顔から布を剥がすと、じっとその三角形の布を見た後、おもむろに・・・
クンクンクン?
匂いを嗅ぎ始めたのだった。
一瞬にして顔が真っ赤になる白鬼乙女さん。
そう。ここは白鬼乙女さんの棲み家。
正確にはお風呂場なのであった。
━━━ 都合により以降、魔物さんの言葉は自動変換され日本語表記にて表現されます。
「な、な、な、何をしているー」
「あ、白鬼さまぁ。おでの顔に張り付いて来た布が何やらいい匂いがしていたんでぇ、何かと思って嗅いでいましたぁー」
「そ、それは私の下着だぁー!嗅ぐのをやめろぉー!直ぐそれから手を放せぇー!!」
「あ、白鬼さまぁ~。お身体が良く見えてますよぉ~。お綺麗ですぅ~」
バシュッ!
哀れ灰色ゴブリン・後は、ラッキー怒スケベの罪で白鬼乙女さんの水魔法によって瞬殺されたのであった。
因みに使った水は、白鬼さんが浸かっていたお風呂のお湯。・・・本当に哀れ?
「親方さま。お着替えをお持ちいたしました。あ、下着は親方さまお気に入りシリーズの引き出しの中から、私が厳選いたした物をお持ちしましてにございます」
「・・・をゐ。きさま。なぜ、わたしの、おきにいり、しかも、したぎを、しって、いる、のだ?」
「ええ、親方さまの好みの把握は、臣下たるこの灰色ゴブリン・半の責務にてすれば。最近のお気に入りの生理用品の銘柄も存じ上げておりますゆえ。ささ、お着替えでございます。もう少し御尊体を御拝観させて頂きたい所存ではございますが、お風邪を召してしまうかもしれません。誠に、誠に残念ではございますが、お身体の把握ももっと、もっと続けさせて頂きたい所でございますが、この水色スライムプリントのショーツをご着用ください。略礼装たる平服もお持ちしております。阿部さまにお会い出来るかもしれませんよ?」
運び盆の上は略礼装として使える綺麗な着物。その上に広げられたミズモチさんプリントな水玉模様のショーツがデンと乗せられていた。
「GEEEEEEEE━━━━━━━━!!!」
バシュッ!
一瞬で灰色ゴブリン・半の頭部が消えた。
「へんたい、ゆるすまじぃぃぃ!!」
数分後、
二匹の灰色ゴブリンが復活。
しかし、白鬼乙女さんの怒りが治まっているはずも無い。
その瞬間、二匹に向けて蹴りをかます。
一撃で二匹は再び瞬殺される。
しかし、流石?はへんたい。
消える前にこんなセリフを残す。
「親方さま~、お蹴りになる時は、私めが準備しましたおパンツをお履きになってからお蹴りくださいませ。まるm……」
そして又数分後、
再び甦る二匹の灰色ゴブリン。
すかさず意識を乗っ取った白鬼乙女さん。
この騒動を起こした原因たる阿部さんに向け、二匹の灰色ゴブリンを放つ。
怒りのゴブリン
「GYAAAA!!!!!」
乙女の怒りを知れぇ!!!!!
そして、二匹の灰色ゴブリン、後と半、
無事?ミズモチさんのゴハンとなるのでした。
たい へん ちゅうい
(: )(¨)( :)リバース!
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