第5話 魔法と霊術
”魔法”について
メリィちゃんの説明によると、 [日、月、火、水、木、金、土] の7種類の魔法があるらしい。マジカル1週間じゃん。
『火、水、木、土あたりはなんとなく想像つくけど、他の3つがよくわからないな……』
『日魔法は回復系、月は影に潜ったり、呪いをかけたりできるの。金は素材から武器や薬を作ったりできるの。
この3つの魔術は他の魔術に比べて適性を持つ人が少ないの。』
なるほど…光魔法、闇魔法、錬金術…ってところか。たしかにレア適正かもしれないな。
『適性は基本的に一人につき1種類なの。でも王族とか勇者とか、たまに複数の適性を持つ人がいるの。』
「俺も死霊術以外に適性があれば勇者…ってこと?」
『アナタは死霊術しか適正無いの。勇者じゃないの。』
『……さいですか』
”霊術”について
『霊術は種類が魔術より少なくて、妖、凬、聖、そして死霊術の4つがあるの。』
こっちはあまりなじみがないな……聖霊術はなんとなくわかるが。
『妖霊術は、魔術でいうところの火、水、木、土の4属性を全て使うことができるの。だけど威力は魔術より弱いの。
そのかわり2種類以上の属性を複合して使うことができるの。』
組み合わせによって新しい属性が発動したりするらしい。氷とか?
『凬霊術は風を起こしたり、雷を落としたり、環境を操ることができるの。
触れた物を風化させる技もあるらしいの。とってもやばいの。』
いや凬霊術こわすぎるだろ。見た目白髪赤目の死神系幼女とかが使ってくるやつじゃん。
『聖霊術は天人族っていう種族だけが使える霊術なの。アンデッド族にこうかばつぐんなの。』
聖なる力で神のご加護を~ってやつね。天人族ってのは多分天使っぽいやつだろう。死霊術士として気をつけねば。
『そして死霊術は、主にアンデッド族を率いているリーダー級の上位種が使えるの。極めれば死者を復活させることもできるらしいの。』
「復活て。それ、俺が使えるの?」
『神の采配なの。アナタは人間だけど、転生者なのでこの世界のルールは適用されないの。』
異世界転生スペシャル特典ってやつだね。いやおかしいだろ。
とりあえず俺はちゃんと人間らしい。
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