婚活でめぐり合った女性とホテルに入ったら、思わぬ展開が待っていた

春風秋雄

婚活3年、やっとめぐりあった女性

外は少し雨が降ってきたようだ。通りに面した窓際の席に陣取っていた俺は、窓の外を見ながらコーヒーカップを口にすると、冷めたコーヒーがほんのわずかにカップの底に残っているだけだった。腕時計を見ると、待ち合わせの2時を10分ほどすぎていた。


俺は岡沢公生。37歳。中堅の証券会社で働いている。年収はソコソコある。俺は20代の時に結婚を約束した彩夏という女性がいた。しかし、彩夏は結婚する前に事故でこの世からいなくなった。俺は、それ以来恋愛が出来なくなった。周りから様々な女性を紹介されたが、どうしても気持ちが前に進まなかった。10年目の命日に墓参りをすると、数年ぶりに彩夏の母親に会った。

「あなたに幸せになってもらわないと、私は、ずっと心苦しいままで、辛い。あの娘も同じ気持ちだと思う」

と泣きながら言われ、俺は一大決心して、婚活を始めた。婚活パーティーや婚活アプリ、結婚相談所、様々な方法で相手を探した。しかし、ちょっと良い女性だと思ってデートすると、どうしても彩夏と比較してしまい、それ以上気持ちが進展することはなく、次の相手を探すということを繰り返した。3年の間に6人の女性と会ったが、ピンとくる女性はいなかった。そんな時、結婚相談所の職員から

「婚活は、恋人探しではないのですよ。好きになる相手を探すのではなくて、一生の伴侶を探すのが婚活ですよ」

と言われた。そう言われてみると、どうも俺は、結婚相手に彩夏の代わりになる女性を求めていたようだ。いままで俺は、知らず知らずに、どことなく彩夏に雰囲気が似ている女性を選んでいた。彩夏と同じように少しぽっちゃりで、パッチリとした目をして、ショートカットが似合う女性に目が行っていた。

俺は思い切って、彩夏とまったく違うタイプの女性と会ってみることにした。そして2ヶ月前に会ったのが小森葵さんだった。葵さんは32歳で、細身で髪が長く、切れ長の目をした女性だった。会ってみると、とても新鮮な感じがした。話もよく合い、気をつかうこともなく、気さくに接することができた。この人となら、うまくやっていけるのではないかと思った。ただ、気になる点もある。葵さんには5歳の拓(たくみ)くんという子供がいた。旦那さんとは2年前死別したとのことだ。癌だったらしい。俺もこの年で婚活する以上、初婚の女性でなければとか、そんな野暮なことを言うつもりはない。俺は子供が嫌いではないので、懐いてくれれば、子持ちであることも減点材料にはならない。幸いなことに、前回、前々回と、拓くんを含めて3人で会ったが、とても良い子で、すぐに懐いてくれた。素直に可愛い子だと思えた。気になるのは、旦那さんがこの世を去って、2年しか経っていないということだ。いくら三回忌は済ませたとはいえ、俺は彩夏のことを10年間引きずっていたのに、たった2年で婚活を始めたというのが信じられなかった。


再び腕時計を見た。約束の時間を15分過ぎて、2時15分になっていた。小森葵さんと会うのは、今日で5回目だ。前回会ったときに、正式に結婚を前提にお付き合いしたい旨を伝え、葵さんも了承してくれた。結婚式をどうするかまで話し合った。俺が初婚なので、式をあげた方が良いのであれば従うが、葵さんは、式はあげず籍を入れるだけでも良いと言っていた。本音のところは、旦那さんの葬式から2年しか経っていないので、式に人を呼ぶのは憚れるというところではないかと察した。


店の入り口に取り付けてあるドアベルが鳴って、ドアを押し開けて葵さんが店に入ってきた。手にはコンビニで購入したであろうビニール傘を持っていた。

「遅くなってごめんなさい。急に雨が降ってきたので・・・」

「大丈夫ですよ。そんなに待っていませんから。今日は拓くんはどうしたのですか?」

「実家に預けてきました。夜に迎えにいくことになっています」

葵さんの実家は隣県にあり、車で30分くらいのところだ。年金暮らしの母親と、兄夫婦とその子供が暮らしているらしい。

俺たちは、しばらく喫茶店で雑談したあと、映画館へ向かった。拓くんがいるならアニメでも観ようと思っていたが、二人なので、36年ぶりに続編が作られたトム・クルーズのスカイ・アクションを観ることにした。

映画を観たあと、レストランで食事をした。観てきたばかりの映画の話題で盛り上がったあと、結婚について具体的な話をした。葵さんとしては年内に籍を入れたいという希望だった。年内というなら、まだ半年もあるので、結婚式を挙げることは充分可能だが、葵さんの意向に沿って式はあげず、籍だけ入れようという気持ちが俺の中で固まって来た。

レストランを出て、酔い覚ましに少し歩くと、ホテル街があった。俺は、その一角に足を向けた。葵さんは何も言わずに着いてくる。一番新しそうなホテルの前で歩調を緩め、葵さんの背中に手をやる。一瞬葵さんの体が強張った。背中にあてた手に力を入れて促すように入口に向かうと、葵さんは黙って従った。

部屋に入り、俺が先にシャワーを浴び、入れ替わりに葵さんがバスルームに向かった。部屋の電気を薄暗くし、ベッドで待っていると、葵さんは備え付けのバスローブを着て出てきた。布団の端を持ち上げ、促すと葵さんはベッドに入ってきた。肩を抱くようにして唇を合わせると、おずおずと応えてくる。バスローブの中に手を滑り込ませると、葵さんは下着をつけていた。下着の上から胸を触り、手を下に下ろそうとしたとき、葵さんは唇を離し、

「ごめんなさい。ちょっと御手洗へ」

そう言ってベッドを抜け出し、トイレへ駆け込んだ。

しかたなく、俺はベッドで待っていたが、葵さんは、トイレから、なかなか出てこない。15分くらい経って、心配になった俺はトイレへ向い、ドア越しに声をかけた。

「葵さん、大丈夫ですか?」

一瞬間があいて、葵さんが応えた。

「ごめんなさい。大丈夫です」

でも、その声は全然大丈夫そうには聞こえなかった。

「体調が悪いのですか?」

「ごめん・・なさい」

葵さんの声は泣いているようだった。俺は、何か感じるものがあった。

「葵さん、今日は、もう何もしませんから、出てきてお話しませんか」

葵さんからの返事はない。

「じゃあ、落ち着いたら出てきて下さい。私はソファーで待っていますから」

俺はそう言って、その場から離れ、備え付けのドリップ・コーヒーを2杯作った。

ソファーでコーヒーを飲んでいると、しばらくしてトイレから出て来た葵さんはソファーの前で立ち止まった。ラブホのソファーは二人掛けのラブソファーなので、隣に座るしかない。俺が横にずれると、少し距離を開けて隣に座った。

「葵さんは、まだ亡くなったご主人のことを、忘れられないのですね」

葵さんは、ハッとした顔をして俺を見た。

「いいんですよ。当たり前のことです。まだ2年しか経ってないのですから。前に話したように、私も昔の彼女のことを10年引きずっていましたから」

「ごめんなさい」

「でも、そんな気持ちなのに、どうして再婚をしようと考えたのですか?」

葵さんは、しばらく沈黙したあと、ボソボソと話し出した。

「一番は経済的なことです。私ひとりなら何とかなりますが、拓を養っていくとなると、私のパートの収入だけでは、もう限界で」

「実家に援助を頼めなかったのですか?」

「母は年金暮らしですし、兄のところは兄嫁が財布を握っていて、とても援助を頼める状況ではないのです。それに、来年は拓も小学校です。小学校にあがって片親だと、何かと不自由をかけるのではないかと心配で・・・」

「それで結婚を急いでいたのですね。小学校へあがる前に父親が欲しかったというわけですか」

葵さんは、黙って下を向いたままだった。

「葵さん、事情はよくわかりましたし、何とか協力してあげたいという気持ちもあります」

葵さんは、少しホッとしたように顔をあげた。

「しかし、結婚生活において、こういうことは男にとっては重要な問題です。いくら息子さんのためとはいえ、したくない相手と我慢して耐えている女性を、私は抱きたくありません。葵さん、正直に言ってください。私と肌を合わせるのは生理的に無理ですか?」

「いえ、そんなことはないです。今日はちょっと緊張していただけで、今度は大丈夫ですから、お願いです。このままこのお話を進めさせてください」

葵さんはすがるような目で懇願してきた。

「ちょっと時間をもらえますか?私も考えてみたいので」

それから、うな垂れる葵さんを促して、俺たちは、身繕いをしてホテルを出た。


2週間後に俺は葵さんに連絡をとり、会うことにした。俺の中で、葵さんとの結婚の話は流そうと結論づけていた。

待ち合わせ場所へ行くと、葵さんは拓くんを連れていた。俺が驚いた顔をすると

「ごめんなさい。拓がどうしても一緒に来たいというので」

と葵さんは言い訳をした。その言葉に嘘はないようで、拓くんから言い出したことのようだった。

最後になるかもしれないので、俺は拓くんを遊園地へ連れて行くことにした。遊園地で遊ぶ拓くんは楽しそうだった。それを見ている俺も楽しくなってくる。本当に可愛いなあと思う。あのことさえなければ、良い縁談だったのにと残念だった。

葵さんがトイレに行っているとき、拓くんが俺に聞いてきた。

「おじさん、ママと喧嘩したの?」

「喧嘩なんかしてないよ。どうして?」

「ママが、おじさんと会うのは今日が最後になるかもしれないって言うから」

葵さんは、薄々俺の決心に感づいていたようだ。

「おじさん」

「なんだい?」

「ボク、おじさんのこと、大好きだよ。ママのこと嫌いならママと結婚しなくてもいいから、ボクのお父さんになってくれないかな」

突然のことで、俺はどう応えれば良いのかわからなかった。

「ボクね、本当のお父さんのこと、よく覚えていないんだ。ママから聞くと、色々遊びに連れてってくれてたみたいだけど、ボク小さかったから、全然覚えていなくて。だから、こうやって遊園地へ連れてきてくれて、ボク嬉しかった。おじさんが、お父さんになってくれたら嬉しいなって。だから、ママと結婚しなくていいから、ボクのお父さんになってよ」

拓くんの言葉を聞いて、俺は胸の奥から熱いものがこみ上げてきて、どうしようもなかった。


夕食は、拓くんが「ハンバーグを食べたい」というので、ハンバーグが売りのチェーン店に入った。拓くんはお子様メニューのハンバーグを美味しそうに食べている。俺は今日はアルコールは飲まず、ソフトドリンクで我慢した。食べ終わり時計を見ると、まだ7時半だった。

「これから、私のマンションに来てみますか?」

葵さんが驚いたように俺を見る。

「これから住むところなので、見ておいた方がいいでしょ?」

拓くんが目を輝かせ

「行きたい!」

と手をあげて言った。

「帰りは、私が車で送っていきますから」

そう言って俺は、とまどう葵さんを無視して、伝票を持って立ち上がった。

タクシーに乗り、15分程度でマンションに着いた。3LDKの部屋を、ひとつひとつ案内していく。8畳の一番大きな部屋が寝室で、夫婦の部屋となる。一番狭い5畳の部屋には、ほとんど荷物を入れてなかった。

「ここは、拓くんの部屋にするといいよ」

そういうと、拓くんは大はしゃぎで部屋の中を飛び回った。

そして、最後に6畳の部屋を葵さんに見せ、

「この部屋を片づけて、ここに、ご主人の仏壇を置いてください」

と言うと、葵さんは俺を見上げ、目に涙をためた。


親子を送っていく車の後部座席で、拓くんは疲れたのか、横になって寝てしまった。それを確かめて、助手席の葵さんが口を開いた。

「私、この前のことがあったので、今日で岡沢さんとお別れになると思っていました」

「実は、会うまでは、そのつもりでいました」

葵さんは驚いた顔で俺を見た。

「それなのに、どうして?」

俺は、拓くんから言われたことを説明した。

「拓がそんなことを?」

「拓くんが可愛そうとか、拓くんのためにとか、そんな気持ちで考えを変えたんじゃないんです」

「じゃあ、どうして?」

「結婚相談所の人に言われたんです。婚活は恋人探しではないって。好きになる人を探すのではなくて、一生の伴侶を探すのが婚活だって」

「私も似たようなことを言われました」

「葵さんに会って、好きになるかどうかはわからないけど、この人と一緒にいれば、ほんわかと落ち着いた、とても穏やかな人生を過ごせそうだなと思いました」

「ありがとうございます。私も岡沢さんの経済的なこともありましたが、それより岡沢さんの人柄をみて、一緒に暮らせていけそうだと思いました」

「それで思ったんです。葵さんを婚活の対象で見る場合、拓くんも含めて、生涯の家族として見なければならない。そして、想像してみたんです。そしたら、葵さんとの、ほんわかと落ち着いた、穏やかな生活に、拓くんが加わると、とても幸せな人生になるんじゃないかと思えたんです」

葵さんはハンカチで口元を押さえ嗚咽した。

「葵さん、ご主人を忘れる必要はないです。いつまでも心にしまっておけばいいです。拓くんにとっては、大切な父親ですし」

葵さんはハンカチで顔を覆って俯いたままだった。

「その代わり、ご主人と私を比べることだけはしないで下さい。私も昔の恋人のことを忘れることはないと思います。でも、決して葵さんと昔の彼女を比べることはしませんから」

葵さんは俯いたまま、何度も頷いた。

「あと、夜の夫婦生活の方は、あわてませんから。葵さんの心の準備ができるまで待ちます。ただし、私もそれほど若くありませんから、あまり待たされると、肝心なものが機能しなくなるので、なるべく早くして頂けると助かります」

そう言って笑いながら葵さんの方を見ると、葵さんもこちらを向いて、泣き笑いの顔で頷いた。その顔を見て、綺麗だと思った。葵さんに対して、そのように思ったのは、付き合い出して、初めてのことだった。


11月の終わりの大安の日を選んで、葵さんと拓くんが引っ越してきた。葵さんたちが使っていた家具のほとんどは、葵さんの希望でほとんど処分した。新たな生活をするのに、家具も新調したいということだった。といっても俺が使っていた電化製品や家具などはそのまま使うので、買い足すものもそれほどなく、二人のベッドや整理ダンス程度で、思ったほどお金もかからなかった。荷物も少なく、引越しはそれほど時間もかからず、ほどなく終わった。そして、その日の日付で婚姻届を出した。

まだダンボールが山積されている状態なので、夕食は出前の寿司を頼んだ。寿司を食べるのは久しぶりだと言って、拓くんは大喜びだった。

葵さんと拓くんに先に風呂に入ってもらい、俺は寝室のデスクのパソコンで明日の仕事の資料作りをした。葵さんのベッドは別の部屋に置こうかと聞いたら、夫婦なので、同じ部屋で良いと言ってくれた。それはそれで嬉しいが、同じ部屋に寝て、何もできないのは辛いかもしれないと思ったが、拒むわけにもいかない。シングルベッドを買い足し、俺のベッドとの間にナイトテーブルを置き、距離をおいて並べた。

葵さんが風呂からあがったと伝えに来たので、入れ替わりに俺は風呂に入った。俺が使っているシャンプーの横に、女性用のシャンプーが並んでいるのを見ると、彩夏と暮らしていた短い期間のことが思い出された。しかし、以前のように感傷的になることもなく、確実に気持ちが前に進んでいることを自覚した。

風呂からあがり、寝室に戻ったが、葵さんの姿はない。拓くんを寝かしつけているのだろう。俺は、パソコンに向かい、資料作りの続きをした。資料ができ、誤字脱字がないか見返していると葵さんが寝室に入って来た。

「お仕事をされていたのですか?」

「いま、ちょうど終わったところです。拓くんは寝ましたか?」

「なんとか寝ました。引越しで興奮しているのと、寝床が変わったことで、なかなか寝つけなかったようですが、やっと寝ました」

「そうですか。葵さんも今日は疲れたでしょう。電気を消して、もう寝ましょうか」

俺はそう言ってパソコンを落とし、部屋のライトのリモコンを手にした。そしてベッドに腰掛けたままの葵さんに聞いた。

「葵さんは、真っ暗にして寝る方ですか?それとも常夜灯をつけて寝る方ですか?」

「普段は常夜灯をつけて寝てますが、今日は真っ暗にしておいてくれますか」

さすがに、初めてだと寝顔を見られるのが恥ずかしいのだろう。俺は「わかりました」と言って、部屋の灯りを消した。

俺が布団に潜り込むと同時に、葵さんが動く気配がした。そして、その気配はゆっくりと俺のベッドに近づいてきたかと思うと、葵さんは俺の布団に滑り込んできた。

「葵さん・・・」

俺は驚いて、言葉が出なかった。

「今日から、末永く、よろしくお願いします」

「こ、こちらこそ、よろしくお願いします」

「公生さんは以前、婚活は好きになる人を探すのではなく、生涯の伴侶を探すことだと言っていましたよね?」

「ええ、そう言いました」

「私は、最良の伴侶を見つけたと思っています」

「ありがとうございます。私もそう思っています」

「そして、私は、最良の伴侶と同時に、好きになる人を見つけたと思ってきました」

「葵さん」

「初めてこのマンションに連れてきてもらって、公生さんの優しさに触れてから、公生さんのことが、どんどん好きになってきました」

「葵さん、それは私も同じです。葵さんのことがどんどん好きになってきています」

「公生さんのことを、もっと好きになるようにさせてください」

葵さんは、そう言って俺の胸に顔をうずめた。

俺は暗がりの中で、葵さんの顔をあげさせ、唇を合わせた。前回と違い、葵さんは積極的に応えてきた。パジャマのボタンをはずすと、今日は下着を着けておらず、柔らかい素肌の胸に直に触れた。合わせた唇から葵さんの吐息が漏れる。胸から離れた手をお腹から下半身に移動させる。さすがにそこは下着をつけていたが、奥へ進むと、幸せの泉が溢れていた。葵さんが心から俺の妻になってくれたのだと思うと、愛おしさがこみ上げてきた。

婚活において、一生の伴侶と好きになる人を見つけられた俺は、幸せ者だと思う。俺たち二人を引き合わせてくれたのは彩夏と葵さんのご主人なのだろう。俺は心の中で二人に感謝した。

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