プラチナソング
こぼれる吐息が 宝石みたいだから
僕は隣で 目を凝らしていた
山を割り注ぐ日が 眩しいから
ふたりして 背を向けていた
季節が巡るよ 祝福の匂いがして
大地が芽吹くのを待ち構えているみたいだから、さあ!
駆け出して
雲が千切れ舞うなか
吹き下ろす風 景色の全てが僕らのものだから、さあ!
両手を広げて
永久に続く空の下
運命を覆う予感に満ちている
記憶と重なる日が 鮮やかだから
僕は少しの間 見つめていた
訪れる景色は 変わらぬようで
新しい命 受け入れていた
時は巡るよ 僕らを置いて
いつまでも子供ではいられないみたいだから、さあ!
抜け出して
戻らない思い出の中
懐かしい風 背中を押されているみたいだから、さあ!
目を開けて
君がいたこと
世界を覆う予感に満ちている
---
2014年3月頃?作
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます