遠足編
第214話 遠足
次の日、俺は起きるとモルクたちはもうすでに先に学園に行っており、俺も急いで支度して学園の入り口に向かう。前日ちゃんと遠足の準備できてないし、土曜日もちゃんとしたもんあんま買えなかったしな・・・。時間もないしとりあえず。
「荷物は軽くしていくか」
俺はとりあえずカバンだけ持って中身は何も入れずに学園の前に向かう。
「ギリギリセーフ!」
俺がギリギリで集合時間前に着くとアンさんが俺に近づいてきて
「お、おはよう、シ、ショウくん」
「おはようアンさん。昨日はゆっくり休めた?」
「は、はい。あ、ありがとう。シ、ショウくん、は、え、遠足の準備、で、できた?」
アンさんは俺に聞くと俺は
「何も、準備、出来なかった!」
軽く泣きながら俺は言うとアンさんは「ぷっ」と笑いながら
「シ、ショウ、くん。じ、冗談、が、う、上手いね。シ、ショウくん、が、じ、準備で、できてない、と、とか。う、嘘つかなくて、い、いいよ」
アンさんは笑いながら言う。どれだけアンさんが俺を崇拝してるか知らないけど俺はそこまで完璧じゃないぞ。戦闘面だけは完璧だがな。
「いや本当に何も準備できてないから鞄しか持ってきてないんだよ。ほら」
俺は鞄を開いてアンさんに中身を見せるとアンさんは
「シ、ショウ、くん。き、昨日、ち、調子、で、でも悪かったの?シ、ショウくん、が、じ、準備、ぶ、不足なんて」
「別に問題ないさ。それにからのほうが身軽にいけるだろ?もしかしたら何かをひろうことあるかもしれないしな」
「な、成程。シ、ショウくんは、そ、そこまで、か、考えているん、だ、だね。す、すごい」
アンさんが俺に言うと俺とアンさんにリノとアノーが近づいてきて
「ショウ君。まさか君が準備不足だなんて遠足中に何かあるとしか思えないよ」
「ふっ。ショウ。中々見る目があるな。アノーも自慢の筋肉以外は持参していないよ」
リノは呆れながらいい、アノーは自分の筋肉をみせながら俺とアンさんに言う。リノのいうことは失礼なきはするが毎度毎度アノーのいうことはようわからんわ。
「お前らー。集まれ!点呼を始めるぞ!」
先生が俺たち集まっている1年生に対していうと俺たち4人も先生の言われた通り班で並んで先生の前に集まる。先生は点呼を始め全員が集まっていることを確認すると
「よし。集まってるな。それでは今から遠足の目的地であるタグラザキ山に向かう。皆バスに乗ってくれ」
先生は俺たちに言うと俺たちはバスに乗った。
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