第203話 ゴーグとゼム
「よう。すまないな。お前らの手柄をとって」
「てめえは暗黒企業、3番隊隊長のゴーグ・キョカじゃねえか」
ゼムはメスルの顔面を潰した男に言うとゴーグは
「おやおや。うちの名前知ってるってことは暗黒企業に敵対するやつかな?」
「いやいや。お前は暗黒企業で有名だろ。人の顔面を簡単に潰す、巨手のゴーグ」
「ふん。確かにうちは有名かもしれんが暗黒企業として有名なのかはしらなんだがなぁ」
ゴーグはゼムに言うとゼムは
「まぁムカつく奴は死んだし俺はそろそろ帰るわ。久々に親友にも会えたしよー」
ゼムは入り口から出て行こうとするとその前に
「あ、そこの嬢ちゃん達。もしかしてエンドレアス学園のやつか?」
「な、なんでそんなことわかりますの?」
モルクはゼムに聞くとゼムは
「いやぁ。少しあのクズとの戦いを見ていたんだがあまりにもひどくてな。連携の方は即席にしてはまぁまぁだけどあんな奴にてこずっているようじゃなぁ。戦闘経験が少ないと思って。そしたら学生さんかなと思ったわけよ。ここに来る前に別のエンドレアス学園にいるやつと戦ったからよ。だからエンドレアス学園のやつかと思って聞いてみたわけよ」
ゼムは長々とモルクとキリサキに聞くとキリサキは
「参考に聞いてもいいかしら?」
「ん?何を参考にかは知らないが教えられる範囲であれば何でも聞いてくれて構わないぞ」
「・・・親友とは誰のこと?あの臆病なショウにくっつく胸でか女?それともショウ?」
キリサキが真顔で聞くとゼムは高らかに笑いながら
「はっはっは!胸でか女!はっはっは!」
「そっちに反応するということはそちら側の友達?」
「いんや。俺の親友はショウだよ。ま、本人は覚えてなかったがな。それはそれで寂しいもんだがな」
ゼムは笑いながら言うとキリサキは
「それでエンドレアス学園の生徒の私達になによう?脅してショウでも呼ぶのかしら?」
「違う違う。そんなことするわけないじゃないか。君たちにはあることを頼みたいんだよ」
ゼムはキリサキの耳もとで何かを言うとキリサキは
「まぁそれくらいならいいわよ。助けてもらったのは事実だし」
「助かる。そんじゃこれ俺の連絡先な。それじや!」
ゼムはキリサキに紙を渡すと広間から出て行く。
「ではうちも別ルートで行くからばいばーい。あいつが死んだから後は真っ直ぐあの扉を進めばショウ達に会えると思うよ。それじゃ」
ゴーグもキリサキ達にそれだけ言うと広間から出て行く。
モルクとキリサキはゴーグに言われたとおりきた入り口と反対側の入り口、奥の扉にいき、広間からでた。
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