第10話 1年A組
「しかしなぜあなたはそんな強い異能をもっているのに私とマルに黙っていらしたんですの?」
「今実戦で俺の異能が本物とわかったいうやつのセリフじゃないが俺の異能は自分には使えないし他人を強化する完全なサポートの異能。この学園じゃ異能が強くないといい職にはつけないだろ?別にひけらかすような異能でもないしな」
それに俺は正直普通にそこそこいい職につければそれでいい。
「それに俺の異能には反動もある。まぁモルクは午前の授業は体が痛いのは覚悟しといたほうがいいよ。相当痛いなら保健室に行くことをおすすめするしね」
俺がモルクに言うとモルクははてな顔でいたがまぁこれは流石に自分の身に起きないと分からないか。
「とりあえずは俺の異能のことはこれで。寮に帰って服装整えてまた学園でね」
俺はひとあし先に寮に帰って学生服に着替えて支度をした後に自分のクラスへと足を運ぶ。昨日は災難にあってこのクラスには来れなかったからな。気を取り直して
俺は自分のクラス、1年A組の前に立って数分後に勢いよくドアを開けて
「おはようございますー!」
元気よく好印象になるようにクラスに入ったんだがクラスのみんな俺を見て
「見てみて。あいつが昨日入学式をサボったバカよ」
女の子達は口々で俺のことをバカにし男は俺のことを指差して笑っていた。たった1人を取り除いて。その1人、白い髪型にちくちく?のようなとんがった髪型をした身長165センチくらいの普通くらいの体型の男が俺に近づいてくる。
「やぁどうも。僕の名前はギュウ・ナロタ。ギュウと呼んでくれ。君の名前は?まぁ昨日来てない人って名前で大体わかってるんだけどね。あはは!」
「お、おう。俺の名前はショウ・マスラギ。ショウでいいよ」
「ショウ。よろしくな。ところでお前の共存計画のメンバー誰だったんだよ。僕も教えるから教えろよー」
ギュウはめちゃくちゃ馴れ馴れしく俺に聞く。こいつは人にこう話しかける能力?コミュニケーション能力が高いのかな?
「そりゃもっと仲良くなってからのお楽しみだよ」
「ちぇー。なんだよそれー。まぁいいや。ショウは今日昼飯とかどうするの?」
「え、もちろん購買だけど?」
残念ながら俺はご飯が作れるような男子ではないからな。お昼は購買と決まっている。
「なら僕も購買で食べるから一緒に食べようぜ。学校行事とかそん時いろいろ教えるよ」
ギュウは俺に言うと俺は快諾し、先生がクラスに入ってきて朝ホームをし、午前の授業が始まる。授業は異能についての説明で面倒なので俺は授業中ほとんど寝ていた。
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