第3話 異世界救済計画その1 (後半)
黄昏時、僕とリーナは全力で走って魔物の巨人から逃げていた。
なんとか振り切って、僕は立つ力も残っていなくて、濡れた地面に尻もちをついてしまった。
「……最初に提案したのは私ですが、やはり都市部に転生すべきだったのではないでしょうか」
息を切らしながらリーナが計画をひっくり返すようなことを言う。
「それは、説明したじゃないか……」
「体は起こさないほうがよろしいかと」
僕は身体中傷だらけだった。
何が起こったのかというと、実験をしていたら巨人が、その巨躯に見合わないスピードで襲いかかってきたのだ。
命は助かったものの、実験環境も巨人に木端微塵にされてしまった。
これで実験環境が破壊されるのは五回目である。
今日も何もできずに終わってしまった。
今の環境では、とてもじゃないが研究開発なんてしている場合じゃない。
リーナの言葉を軽く考えてしまっていた。
「スパイとかの問題だけじゃなく、都市部でこういうことをするのは危険がある。いてて……」
リーナが僕に治癒の魔法をかけてくれている。リーナがいなかったら何度死んでいたかわからない。
勇者として転生したのに、今のところ女神の足を引っ張っていることしかできていない不甲斐なさに実がつまされる思いだ。
さて、現状は見ての通り散々だが、それは危険な環境のせいだけではなく、開発の見通しが甘かったことだ。
実のところ、到着するまでの僕は楽観視していたので、魔力なんて冷やせば固まるだろうと思っていた。前世では、大体のものはその方法で固まったからだ。むしろその方法で固まらない液体のほうが珍しかった。
だけどそれはうまくいかなかった。この場所で実現できる最低の温度でも、簡単には固まらなかった。リーナに手伝ってもらって、魔法で可能な限り温度を下げてもらったが、それでも全くダメだった。
冷やしてうまくいかなかったので、逆に思いっきり熱を加えてみることにした。魔力が他のエネルギーへと変換できる可能性を秘めた物質であるならば、その可能性を一方向に向けることでバラバラの方向を向いていた魔力の可能性のベクトルが一律に同じ方向を向くことで安定した物体に変化するのではないかと思ったのだ。
だけど、これもダメだった。リーナに手伝ってもらって山火事を起こす寸前くらいの火力で魔力を熱したけど、うまくいかなかった。さすがに何の変化も発生しなかったので火力が足らないということはないはず。となるとこの方向性はてんで的外れだった、ということになる。
そうやって四苦八苦しているうちに、魔物が僕たちを見つけては実験環境を粉砕され、せっかく見つけたねぐらも追われ、というサイクルを繰り返しているうちに、いつのまにか一ヶ月が過ぎてしまったという具合だ。
魔力を火にかけるのも冷やすのもうまくいかなかったので、今日は圧力を加えることを試していた。
というのは、試しに手でぎゅっと魔力を握りしめてみたとき、明らかに固さが変化する感触があった。だから力を加えればうまくいくと思った。もちろん、手で握りつぶす程度ではなんともならないくらいの圧力が必要な場合のほうが多いけど、簡単に握りつぶす程度でうまくいくならそれが一番だ。
だから、僕は今回は自信があった。
だけど、結果は惨敗だった。
大木を両端の木で吊るし、その下端を尖らせて魔力の断面に加わるような実験装置を使って、魔力に思いっきり力を加えてみたが、魔力が固まることはなかった。
これだけ失敗続きだろリーナがあんな疑問を呈するのも無理はない。
確かに都市部、それこそ国の首都のような場所に転生すれば、勇者として歓迎され良い環境も用意されるとは思う。でも、それは逆に言えば国の管理下に置かれるということで自由度は下がる。少なくともこんな場所に来ることはできなかっただろう。加えて、魔力の保存装置の開発に成功したら、僕は用済みになる。勇者として敵を殲滅できるような力のない僕がそのあとどういう扱いになるか。容易く想像できる。
「だから、まずは一人でやるしかないのさ」
「そうでしょうか。研究というのは常に多くの人間と議論を重ねることで発展するものだと、認識しておりますが」
「それはそうだよ。ただ、そういうところにアクセスできない僕は、独力でやるしかない」
とは言え、そんなに長引かせることはできないし、こんなところに長居していたら自分が死んでしまう。
潮時かもしれない。プランBに切り替えるか……。
「それに、計画は一パターンじゃない。どんな設計にも、次善策というのは用意するものだし」
「あちらも、それなりに危険なものだと思いますが」
リーナの魔法の光が止まった。傷が少し塞がっている。まだ痛みは残っているが、動いても問題はないくらいには治った気がする。
「よし」
僕は立ち上がって、来た道を戻る。あの巨人も、実験環境には興味がないだろう。いや、興味を持って実験を手伝ってくれるなら最高だけど。
あの場所に戻って、実験用の機材――といっても有り物で作った精度もへったくれもない代物だけど――を回収しに行こう。
「正気ですか」
「一から作ると時間がかかるからね」
二、三歩進んだところで、石に躓いた。
僕は目の前の魔力だまりに頭から突っ込んでいった。
「大丈夫ですか?」
言わんこっちゃないと考えていそうなリーナが駆け寄ってくる。
「このくらいは日常茶飯事……」
魔力に対する耐性がない人間だったらとんでもないことになっていたと思う。
はあ、疲れてきて魔力の感触もどんどん滑っているような気が……。
ぬめっている?
普段、魔力溜まりから桶で魔力を汲んでいるときは、水より若干粘ついてるだけで、ぬめり気がある感じはしなかった。
ついさっきまで、僕は圧力を加えたから魔力がどんどん硬化していったと考えていた。
でも、魔力がたくさんある魔力溜まりで僕が頭を突っ込んだらぬめり出している現状だと、特に圧力は加えていない。
僕は魔力溜まりから頭を抜いて、さっきの実験場所まで走って桶を二つ取ってきた。状況が飲み込めず、その場で立ち往生しているリーナに桶を渡して「これで別の魔力溜まりから魔力を汲んできてほしい」と頼んだ。
その桶を二つ並べて、片方に僕は手を入れる。
「もしかして、なにかに気づいたんですか?」
「たぶん……」
魔力は放置しておくと、大気中に揮発していく。正確には、他の生命に桶の中の魔力が引き寄せられるため、この森にいる木々や魔物など様々ないきものの影響で桶から大気中に魔力が拡散する。桶も森の中という条件も同じだから、同じ魔力溜まりから取ってきた魔力は、ほとんど同時に揮発していくはず。そうでないならば。
そうでないならば僕が手を突っ込むことがなにか作用しているということだ。
結果は明らかだった。
「手を突っ込んだほうの魔力のほうが揮発が遅いですね……」
僕が手を突っ込んでいなかったときの魔力はあっという間に揮発してしまったが、手を突っ込んだほうはまだ魔力が桶に溜まっていた。
手を突っ込んだこと以外の条件は揃っているので、やはり僕が原因だ。
「ということは『恩寵』となにか関係があるのではないでしょうか」
「なるほど、特殊能力。でも、あれって『魔力からの干渉を受けない』ってやつだよね。なら僕が触れても何も影響しないんじゃない?」
実験の毎日ですっかり忘れていたが、僕はこの世界では特殊な人間だった。
「いえ、勇者の能力も魔力を持っているので、それが桶の中の魔力に影響を与えているということは考えられます」
「そうなの?」
勇者の能力も魔力を発するのは初耳だった。いや、考えてみればこの世界のあらゆる生命には魔力が宿っているのだから、僕の勇者としての能力も魔力によって構成されていると考えてもおかしくはない。
「はい。まだ意識はできていないと思いますが、貴方にも魔力が流れており常に放出されています。そして勇者の場合、その魔力は与えられた神秘の性質を帯びることになります」
僕は自分の手のひらを見た。この手のひらからも、僕が持つ特殊な魔力が流れているということになる。
「つまり、僕には全然感じられないけど『精神攻撃を受けない』という魔力が常に体外に放出されているということだよね。そして桶の中の魔力もその影響を受けたことになる」
だが、それが魔力の揮発速度になぜ影響を与えたのかが、現時点だとまだはっきりしない。
「貴方の『恩寵』についてさらに説明を付け加えますと、『魔力による精神攻撃を受けない』ということは、その魔力に包まれている存在は他の魔力からの干渉を受けないという方法で実現されています。矛盾しているように感じられますが、イメージとしては音波の位相を打ち消すように逆位相の音波を送出するものが近いです」
「え? そうなの」
「はい。精神攻撃の魔法は対象の魔力をパッシブに観測するのではなく、魔法を対象に付与しその反応を観測するアクティブな測定ですので、『精神攻撃を受けない』という能力を実現するためには、その魔力を打ち消す魔力を与えるしかありません」
「ほえ~。ということは、その魔力が僕の身体からこの桶の魔力に流れて、桶にある魔力に僕の魔力の性質が影響することで揮発しなくなったり粘性が高くなったり可能性があるってことかな」
リーナは無表情のまま、顎に手を当てて考え込むようなポーズを取ってから「それは、ありうるかもしれませんね」と賛同の意を唱えた。
なるほど。だから「他の魔力からの干渉を受けない」という僕の性質を引き継いだ魔力によって、僕が頭や手を突っ込んだ魔力だまりや桶の中の魔力は他の生命のところに移動しなくなったのだ。結果として桶の中にじっとしたまま揮発せずに溜まり、魔力そのものがバラバラになりにくくなったから粘度が上がったのかもしれない。
「じゃあ」
僕がこの桶の魔力に自分の魔力を加えたら魔力そのものが固形化する可能性は全然ありうる。
「もしこの魔力が僕の魔力の影響を受けて揮発しなくなってるなら、僕の魔力をもっと大量に受ける状況なら揮発しないだけじゃなくて何か形になるはず」
僕は桶の魔力を手のひらいっぱいに汲むと指の間から溢れないように注意しながら魔力を思い切り握り込んだ。魔力を加えるというのがどういう感覚かわからなかったが、とりあえず限られた魔力を自分の手で包み込めば与えられる魔力は大きくなるはず。
手のひらの中で生暖かい液体だったものが、次第に反発力を増して固くなるのを感じた。
そして、最終的に石のような感触になった。
僕は手のひらを開いた。
そこには妖しい輝きを放つ小さな宝石が転がっていた。
あまりの変わりように、誰かが魔力とこの石にすり替えるマジックでもしたんじゃないかと怪しんでしまうくらいだった。ぬめぬめとしていて若干気持ち悪い肌触りだったものから、まさかこんな綺麗なものができるとは。
「これが、固形化した魔力……?」
そうだと信じたいが、いかんせん僕には魔法どころか魔力のセンスがからっきしない。これが魔力の成れの果てなのかを僕自身で判定することができないのだった。
「触ってもよろしいでしょうか?」
リーナが僕の手のひらを覗き込みながら聞いてきたので僕は「ぜひぜひ」とリーナの手にそれを渡した。魔法について人並みの知識がある彼女のほうがこれについては詳しいはずだ。
「これは……」
リーナは宝石をつまみ、自分の目に近づけるといろんな角度からその宝石の輝きをチェックした。その姿はまるで贋物を鑑定する宝石商のようだ。
「間違いありません。これは魔力を帯びています」
「おお!」
ということは、最初のステップである魔力の固定化はできたということ。
「やった! やったあ」
なんか、嬉しいのに自分の口から出る喜びの言葉がこれしかなくて、うまく表現できない。
いや、分かった。僕はかなり疲れていて達成感よりも疲労がどっと押し寄せてきたんだ。
僕はそのまま地面に倒れ込んでしまった。
目が覚めると木が真横に生えていた。当然、そうではなくて、僕が横になっていただだけだった。
僕は横になっていた身体を起こし空を仰いだ。さっきまで夕方だったはずなのに、太陽が眩しい。
さっきから起きたり倒れたりしてばっかりだったがようやく一歩進んだ……。
「ところで」
リーナが背中から話かけてきたので僕は驚いて少し飛び上がってしまった。
「この石は、貴方の魔力が固形化したものですよね」
「そうだね」
確かめたことはないが、理屈の上ではそうなる。
「ということは、この魔力は純粋ではないわけです。魔力を自由に持ち運ぶためには、この固形化した魔力を再び純粋な魔力に戻す必要があります」
リーナは心持ち若干心配そうな顔をして、僕に懸念事項を伝える。
「それはまだ未解決問題だね……」
「なにか、考えはあるのでしょうか?」
「ない。全くない」
普通、「ここまでくればもうあと一歩です!」くらいハッピーな感じになると思うかもしれないけど、残念ながら世の中そんなにうまくはない。
「それでも、進展はあった」
これで魔力を固めることはできた。
つまり魔力濃度の薄いところにこの石を持ち運んでも揮発はしない。魔力を携帯できるようになったわけだ。
「持ち運ぶことができる、どんなことにも変換できる魔力の性質を保つという二つの条件のうち一つは達成できたわけだ。
とすると、実験のためにこの場所に居座る必要はとくになってくる。ここで魔力を固めて別の場所に移動すればいい。こんな危険な場所にいる必要もない。
それに、この石を元に戻す方法について見通しがないわけじゃない。魔力を固定化できるということは逆もできるはずだ。今回はこの魔力が石とか水とか、別のものに変化したわけじゃない。僕の能力とかちあって魔力の性質が変わっただけのはずだ。なら、その性質を再び変えることもできる。と思う。
「こっからは、もっと進みを速くできる」
僕はポケットの中に入っていた、魔力の固まった石を取り出す。
「ひとまず名前をつけよう」
名前は大事だ。いちいち「魔力の固まった石」などと読んでいると呼びにくいからね。
「では、魔石はどうでしょう」
「いいね。シンプルで」
魔石。この世界で自分が作った最初の発明。
前世でも、僕はとにかくいろんなものを作るのが好きだった。
自分が面白半分で作ったものを見せると、彼女はいつも喜んでくれたっけ。
――これなあに?――
――ふふん、ここを覗き込んでみて――
――わあ、すごい――
――すごいでしょ、これはね――
いや、昔のことは考えないって決めてるんだ。世界のルールが違うんだから前世の至極個人的な記憶なんて何の役にも立たない。
「さすがに一ヶ月頑張っても何の進捗も出ないと焦ってくるけど、なんとかなってよかったよ」
「私も、安心しました」
側で膝を抱えて座っているリーナは心持ち微笑んでいるような気がした。よくわからない表現だけど、基本無表情な顔の微妙な変化から僕が好意的に解釈しているので、どうしてもこんな形容になってしまう。
女神なんて微笑んでいてなんぼだと思うのに、彼女はいつも無表情だ。仏頂面とも違う、文字通り無表情。
そんな彼女が少し笑っているので、僕もちょっとだけ嬉しくなった。
「女神も安心とかするんだ」
「ええ。神は常に民の動向に気を揉んでいますので」
「でも、いつも無表情じゃない」
「顔に出ない性格なのです」
女神の決まりだと説明されたほうがまだ納得がいく。
「どちらかといえば、私は貴方が自分の定めた方向に進んでいっているのが少し嬉しいのです。正直、私は貴方の言葉については半信半疑でしたから」
それは僕の計画、僕のスタンス、両方のことを言っているのだろう。こんな軽薄な人間の口からでまかせみたいな計画に乗ってくれなんて、博打もいいところだし。
「ふふん、ほら、ちゃんと僕はやるときはやるんだよ」
「はい」
さりとて、のんびりはできない。魔王は僕の計画の進捗度合いを考慮してはくれないのだから。
「じゃ、次のステップに取り掛かりますか」
「その点なのですが、今度は私も関わらせてくれませんか?」
リーナは妙な提案をしてきた。
「関わるも何も、ずいぶん助力してくれてると思うのだけど」
「周辺ではサポートをできていると思いますが、計画の遂行はほとんど貴方が主体となって進めていると思います。私もその点に関わりたいのです」
まだリーナの言いたいことがよくわかっていない
「計画ではリーナの意見も十分に取り入れているし、そもそもリーナのこの世界に関する知見がなかったら計画を練ることすら困難だったわけだけど、リーナは現状のどこに不満があるの?」
「……不満があるわけではありません。ただ、以前にも述べた通り貴方は自分ひとりで物事を解決しようとする傾向あがあります。今回の件で、貴方のその姿勢でも計画を実行できる能力の高さはあると認めますが、やはりそれでもその姿勢は不安です」
それはすでに承知だけれど。
「具体的にお伝えします。私にもその計画を実行するための、ノウハウを教えてください」
「……そうか、たしかに、そういうことは全く教えてなかったよね」
確かに計画を構築するときも、基本的に僕の疑問点をリーナが答えるという形で進んでいて、リーナの思考や意見は受動的にしか取り入れていなかった。
今回の実験に関しても、リーナは僕の実験を見届けたり周囲の監視をするだけで、僕の実験に関してはノータッチ状態だった。
「わかった。リーナにも考え方や、設計士としてのプランの設計方法を伝えるし、リーナにも計画について意見があれば積極的に言ってほしいし、実験もリーナが単独でもできるように考え方を教える」
「お願いします」
そういうリーナの顔はどこか真剣だ。
「うん。約束する」
女神として監視をする、お供としてついていくだけの存在だったと思っていたので、この積極性にはちょっと怯んだ。でも、リーナは女神としての知識があるのに一緒にいるだけというのはもったいない。自分の前世のスキル・ナレッジをリーナに伝える、そしてリーナからそのナレッジに基づいた知見を引き出す。ウィンウィンの関係だ。
というか、リーナから言われるもっと先にこれを実施するべきだったのでは。
なぜ、自分はどうして怯んでしまったのだろう。リーナからそういう発言が出ても、不思議ではなかったのに、まるで……。
前世の記憶が過る。
もしかしたら自分に足りなかったのは――
そのとき、遠くで落ち葉の踏む音が聞こえた。
「また魔物かな?」
「いえ、これはおそらく人間です」
リーナが僕を庇うように前に立つ。
「人間!? ここに人は近づかないって」
「ええ。ですが、魔力の気配からすると、間違いありません」
なぜ人間が?
そんな疑問について考えている暇もなく、二人の少女と一人の男性が登ってくるのが見えた。
どういうことだ。
だが、そのうちの一人――少女の片方がどうも刀のようなものを見に付けているということは。
彼女たちは少なからず僕たちにとって危険な存在であるということだ。
一難去ってまた一難だ……。
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