登場人物
※1章を未読の方にはネタバレになる可能性がありますので注意ください。
ローゼンベルク家
氏名:シオン・ローゼンベルク
年齢:12歳
本作の主人公。
グロファイガー王国、ローゼンベルク伯爵家領内のオーデンヴァルトの森に捨てられていたところ、魔物討伐に出向いていた領主カール・ローゼンベルクに拾われ養子となる。誰にでも優しく、努力家な彼を好意的に思っている者は多い。妹のリアが『銀亭』に誘拐されそうになった際、身を挺して守るなど自分よりも周りを優先してしまう傾向がある。
氏名:ブルーノ・ローゼンベルク
年齢:20歳
ローゼンベルク家長男。次期領主。
銀色の短髪に屈強な体躯を持ち、領内随一の剣術を誇っている。体育会系な性格で、弟になったシオンを至る所で凄いと言いふらしており、周りからブラコンと思われている。
氏名:ミヒャエル・ローゼンベルク
年齢:19歳
ローゼンベルク家次男。
金色の髪に細身の美青年。魔法の才覚を持ちシオンの先生でもある。ブルーノやシオンをからかうことが多いが、誰よりも家族のことを大切に思っている。リアを庇ってシオンが『銀亭』に捕まった際は、類稀なる才覚を遺憾なく発揮した。
氏名:ティアナ・ローゼンベルク
年齢:15歳
ローゼンベルク家長女。
王都の学院に通っているため、現在は別邸に住んでいる。シオンの誕生日には無理矢理学院を休んで会いにくるほどシオンを溺愛しており、早くシオンと一緒の学院に通えるようになることを心待ちにしている。シオンの誕生日の際、カールとアデリナと何か密約を交わしている。
氏名:リア・ローゼンベルク
年齢:9歳
ローゼンベルク家次女。
金色の長い髪を持ち、歳の近い兄であるシオンを慕っている。『銀亭』に誘拐されそうになった際、自らを身を挺して守ってくれたシオンにさらに思いが強くなり、「……もし、リアが大きくなってその時も気持ちが変わらなかったら」とお嫁さんになる言質を取っている。使用人のフェリと仲が良く、彼女のもふもふのしっぽを触ることが日課になりつつある。
氏名:カール・ローゼンベルク
年齢:45歳
ローゼンベルク家領主。
銀色の髪に屈強な体躯と領主としての威厳を携えている。王都での仕事の為、領内の統治をブルーノに任せ王都の別邸に住んでいる。若い頃、オーデンヴァルトの森でシオンを見つけ自らの養子にした。
氏名:アデリナ・ローゼンベルク
年齢:43歳
カールの妻。
金色の腰元まで伸びた髪。王都で仕事をするカールを支えるため、別邸に住んでいる。間延びした口調でかなり優しい性格をしているが、怒ると誰よりも怖い。
ローゼンベルク家使用人
氏名:アルベルト
年齢:60歳
筆頭執事。ロマンスグレーの髪にスラッとした体形で、年齢よりもかなり若く見える。どんな業務も滞りなくこなす。
氏名:エラ
年齢:40歳
メイド長。時に厳しく時に優しくメイドたちをまとめている。使用人たちが困っていると助けてくれるシオンが貴族社会で馬鹿にされないように心配しているが、その優しさを好意的に思っている。
氏名:フェリ
年齢:15歳
白髪の白狼族の少女。ふわふわの尻尾と耳を持っている。ローゼンベルク家にメイド兼料理人見習いとして雇われるも、周りとの実力差に心が折れてしまいそうになっていたが、シオンに励まされ気持ちが楽になった。その一件からシオンの事が気になるようになり、料理長のサポートのおかげもあってシオンの専属使用人になる。槍術のスキルを持っており、武術もかなりできる。
氏名:ダーヴィット
年齢:35歳
専属庭師。強面で口が悪い。昔シオンに助けて貰ったことがあり、いつか恩を返したいと思っている。
氏名:オリヴァ
年齢:35歳
ダーヴィットの仲間の庭師。ダーヴィットが大変な時、自分たちが助けられなかったところをシオンが助けたことで恩義を感じている。
ローゼンベルク家騎士
氏名:ゲオルグ
年齢:60歳
古くからローゼンベルク家に仕え、未だ騎士団の1隊の隊長を務めている不惑の騎士。『銀亭』に襲われた際にはシオンたちを逃がすために1人ギースを相手取って戦うも破れ両足の腱を切られてしまう。現在は怪我の治療のため療養している。
氏名:クリストフ
年齢:21歳
騎士団で頭角を現している若手の騎士。出世欲が強くブルーノかミヒャエルの近衛騎士になりたいと考えている。その為、血の繋がりがなく、領主になることもないシオンに対して不遜な態度を取っているが、『銀亭』での一件から少しだけ態度を改めようとしている。
教会
氏名:ランドルフ
年齢:57歳
ノーイス教会の司祭。シオンの祝福を担当した。シオンが獲得したスキルを見て、教会の者に知られないようにアドバイスを送るなど、自らの地位よりもその人の為になる方法を取る良識人。シオンと同じ年の孫がおり溺愛している。
ギルド
氏名:グレナ
年齢:???
燃えるような赤い髪と獰猛な鋭い瞳が印象的なギルド長。ブルーノの弟賛辞をただの身内びいきだと思っていたが、実際にシオンを見て認識を改める。『銀亭』にシオンが攫われた際には、力を借りにきたミヒャエルに的確な行動予想をし、シオンを取り返すことに貢献した。
氏名:ニーナ
年齢:???
白い肌にヒスイ色の瞳のハーフエルフ。ハーフエルフのため迫害されることが多かったが、全く気にした様子のないシオンに少しだけ心を開いている。グレナによってシオン専属担当となっている。
その他
氏名:カイエン子爵
年齢:???
オーデンヴァルトの森を挟んでローゼンベルク家と隣接する領主。代々ローゼンベルク家とは良好な関係を築いている。
氏名:ギース・ロッド
年齢:24歳
17歳でBランクまで上り詰め、神童と呼ばれていた元冒険者で現在は『銀亭』のリーダー。部下が勝手に受けてきたリアの誘拐依頼の為、策を練り実行するもシオンによって阻まれる。その後、捕縛したシオンを奴隷として高値で売りつけようと画策するも奪還にきたミヒャエルたちによってこれも失敗。逆に捕縛されそうになるが、僅かな隙を突いて逃亡に成功している。
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