第5話 激戦

ーAndroid軍本部ー

Galaxyは嫌な予感を感じていた。

何かが作戦の内側を壊し、混乱を招いていることに。そして、その予感は的中することになる。


ドローン「Galaxyさん!!」


iphone1~9の分散のために東部を進んでいるはずのドローンが一目散に帰ってきたのだ。


Galaxy「なにごとだ!!」


Galaxyは慌てて尋ねた。

すると、ドローンは涙目になりながら、状況を報告してきた。


ドローン「東進軍部隊、iphone300によって壊滅!自分はガラケーさんが囮になってくれたおかげで逃げ切ることができました!」


Galaxyは、それを聞いて自分の予感が当たったのを痛感した。


Galaxy「そうか…俺の作戦の問題だ。すまなかったな。とりあえず一旦休め。よく頑張ったな。」


Galaxyは味方の電子機器全員に今の状況を発信した。電子機器全員なので、少し時間がかかる。だが、それに集中していたのか、背後から猛スピードで迫ってくる何かに気づかなかった。


iphone300「おやおや、Galaxyさん。お久しぶりです😊 おお!さっき尻尾を巻いて逃げていったドローンさんもいますね🥰」


Galaxy「!?」


Galaxy「300!?東部からここまでもうやってきたのか!?」


iphone300「ええ😊ガラケーさんが悪あがきを続けたおかげで、少し遅れましたが🥺」


ドローン「あぁ、ぁあああ」

ドローンは混乱している。


Galaxyは慌てて周りをみた。

すると、Galaxyの護衛についてた電子機器約30体が、全て破壊されていたのだ。


Galaxy「そんな……」


Galaxyは突然の光景に驚いたのか、体が全く動かなかった。


iphone300「せっかくAndroid軍のリーダー格1人を見つけたんだから、ここで潰しておくとしましょうか🤩」


iphone300は目にも止まらぬ速さでGalaxyに迫ってきた。


iphone300「死になさい!!」


iphone300の攻撃がGalaxyに当たりかけたその時だった。


ガシッ

誰かがGalaxyを庇い、300の攻撃を止めたのだ。そしてその者はGalaxyに言った。

 

???「HAHA!なんとか間に合ったようだな😎」


Galaxy「お、お前は………」






ー雑木林地区ー

iphone4「罠?へへ、そうだな。お前らは見事に引っかかってくれたよ〜」


iphone5「俺たちを分散させるはずの奴らは、iphone300様にやられたんだよw」


Xperia「……」


蛍光灯

「そんな……」


Xperiaは目を閉じたまま自分が置かれている状況を理解し、遂に自分の武器である刀を抜いた。


だがその時、iphone9が叫んだ。

iphone9「撃て!!」


その瞬間、iphoneたちは隠し持っているウイルスガンをXperiaたちに向けて撃った。当たれば特殊なウイルスで体が表面から破壊される恐ろしい銃だ。


Xperia「!!」


Xperiaはかろうじて避けた。だが、他の電子機器は避けることができなかった。


iphone8「あ〜ざんねん。全員ヒットはならなかったかあ」


iphone6「まあいい、これでXperia以外は即死だ。残るはあいつ1人」


電気ポット.蛍光灯.マウス「」


Xperia「……」


iphone7「あなたすごいわね。不意打ちの銃撃を目を閉じたまま避けるなんて」


Xperia「……」


iphone1「だが残りはお前だけ。たった一人で何がでk」


シュッ


Xperia「遅い」


iphone1、2「」


Xperiaは目をつぶったまま、iphone1,2を目にも止まらぬ速さで斬りつけた。

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