第30話 Destination and going on the future


「そう来ると思った

全部計画通りだ」

バンッ!!!

俺の体が一瞬で消える

正確には空間そのものが切り抜かれる

「!?

何をした!!!」

俺は太陽の背後に移動している

完全に計画通り

さすがマルギスさんだ

ドッ!!!!

「なっ」

俺の刀が太陽の心臓を貫く

「貴様!!

一体何をした!!!」

「俺じゃない

空間魔術は使えないからな」

「貴様!!!

何をしたか分かっているのか!

人が平等に ゴフッ

生きられる世界に作り変えることが出来たというのに」

「悪いな

あんたの女の趣味が悪すぎて信用出来ない

どうせあの少女達を使って自分の国でも作る気だったんだろ」

「強き者が支配して何が悪い

俺が平等に人を」

太陽が倒れる

「マルギスさん

一応死なない程度に直しておいてください」

ガッと橋に降り立ったマルギスさんが親指を立てる

一方 ステラさん達も白いドレスをまとった少女達を完全に制圧していた

「ピピッーーー!!!」

警報が鳴り渡る

「軍の増援か」

大型ライフル型の魔具<ガイスト>と

装甲車のような軍団が迫ってくる

恐らく太陽が倒そうとしていた相手だろう

「貴様らがこいつらを倒したのか!?」

「えぇ そうよ

そこの楽郎が倒した

報奨金の1つでもあっていいんじゃない?」

「むっ そうだな

おいお前ら!!倒れている奴らを拘束しろ!

収監する」

「これで一件落着ですね」

俺はステラさん達と軍の装甲車に載せてもらい

首都に入った


首都 センタグラム

「賑わってますね」

俺とステラさん達は一緒に軍の長い取り調べを受けることになり

夜明けの明星の組織壊滅に貢献したということで

報奨金を受け取ることに色々手続きをして後に開放された


「はーーーー

やっと開放された」

結局色々な取り調べを終えると夜になっており

宿も1部屋すら取れず狭すぎる部屋に4人で無理やり寝ることになった

取り調べで疲れすぎて4人とも何のムードも雰囲気もなかったのであった

ステラさん曰く 疲れすぎてもう無理

俺も同感だった

取り調べなんてほぼ拷問だしな


翌朝

俺たちは軍からの賞金を受け取り

首都を発つことにした


首都近郊 ライゼルス・ロード

「結局 歩きかー」

俺達はフィルビスを幻想街に置いてきてしまったせいで

とぼとぼ歩くことになり

「こんなことなら街からの空間転移魔術の開発でもしようかね」

「あー 便利ですけど鉄道とかの会社からさされません?」

「別に問題ないよ あたしぐらいの魔素でも1人しか送れないから」

「それなら問題なさそ じゃなくて私達は歩かせる気?」

「だらだら言ってんじゃないよ

別にいいだろ

大した距離じゃないんだし」

こうして見るとアリスラさんが一番体力あるんだな

首都近郊は緯度が少し低いせいか暑いのである

「それで楽郎は次何したいの?」

「俺はもっとこの世界を見て回りたい

これだけ素敵な女性と出会えたんですから」

「いいの?

元の世界に戻る方法は考えなくて」

「はい 俺はステラさん達が一番大事ですから

そういえば元の世界の話 あんまりしてなかったですね」

俺たちは青空の下 石畳を歩き続ける


異世界熟女ハーレム制作者 終わり

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異世界熟女ハーレム制作者 真・筋坊主 @musclepriest

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