魔法には適正魔法属性というものがあってだな、うんぬんかんぬん
『エンリちゃん!!!そろそろ魔法について学ぼう!!!』
「え?今日は普通の授業じゃないんですか?」
私は、いつものように図書室で本を読んでいたエンリちゃんに声をかけた。
『うん、そろそろエンリちゃんに魔法を学んでもらおうと思ってね!!』
「魔法·······ですか。つまり本に出てきた魔法を教えてくれるんですね!」
『いや、別に本に出てきた魔法を教えるわけじゃないよ。でも魔法を学んだら本に出てきた魔法を再現できるようになるよ!』
「なるほど、とても楽しみです!」
今回、魔法を教えるためにまた部屋を作ろうと思ったけど、魔法が暴発とかしたら大変だから
外に練習できる場所を作った。まぁ、暴発したとしてもそこまでの威力がでるとは思わないけど。
私はエンリちゃんを連れて洞窟の外にでた。
そして、しばらく進み目的地に近づいた。
ヴン
「あれ?今何かを通り抜けたような·······?」
『あ、気づいた?今ここには神域を作ってるからね。魔法を教えるに当たって周りの環境が壊れないようにしてるんだよ』
「なるほど····つまりここだと好きなように魔法が使えるんですね」
そう、私は魔法を教えるときに周りが壊れないように神域の中に神域を作ったのだ!神域in神域!·······マトリョーシカかな?
まぁ良いや、早速エンリちゃんに魔法について教えていこう。
『早速だけどエンリちゃん、エンリちゃんは私に会う前から魔法を使えてたんだよね?』
「はい、お母さんが使っているのを見て真似したり、お母さんに教えてもらって使ってました」
『なるほど、じゃあエンリちゃんに聞くけどエンリちゃんが魔法を使うときに、これが一番使いやすくて沢山使えるっていう魔法はない?』
「えっと·······あ!水が沢山出せます!火や風を出すときはそこまで強く出せなくて、火は指くらいの大きさの物しか出せないんです。でも水は自分よりも大きな物が出せるし長い時間使えるんです!」
『なるほどね·······エンリちゃん、魔法にはね適正魔法属性って言うのがあってねエンリちゃんは水の属性に一番適性があるみたいだね。』
「適正魔法属性?」
『そう、適正魔法属性っていうのは主に四大属性の《火》、《水》、《風》、《土》、そして四大属性とはまた別の《闇》、《光》があるんだよ。さらに四大属性と《光》と《闇》の派生属性、上位属性って言う風に沢山の種類があるんだよ。まぁ、ここら辺はまた後でね。』
「なるほど、つまり私はその四大属性魔法の水が一番上手に使えると言うことですね!」
『うん!そうゆうこと!』
ちなみに、なんで私が適正魔法属性や四大属性、派生属性、上位属性といった仕組みを知っているのかと言うと。
私は感情が高ぶったり、魔素がよく馴染んだ食べ物食べたりすると雷がでたり周りが冷えたりしたりするのだ。そして数千万年前なんでそうなるのか私は不思議に思っていろいろ調べてみた結果。魔法には四大属性とそれとは別に闇属性、光属性そして、それらの派生属性上位属性があると判明したのさ!凄いでしょ!
まぁ、四大属性は私の称号の"エレメンタルマスター"のお陰で解ったんだけどね·······だって称号の説明に四大元素とか四大属性とかそれっぽいこと書いてたしね。
ちなみに私の適正魔法属性は
《火》《水》の複合派生属性の《氷》
《風》《氷》《水》の複合派生属性の《雷》
《闇》の派生属性の《影》
そして光属性の派生属性の《聖》
この四つの属性が一番適性があった。
複合派生属性とか言ってるけど実質、派生属性だからあまり気にしない!
あ、あと適正魔法属性の魔法ととそうじゃない魔法の違いは燃費と発動速度、自由度が違う。
まぁ、正直言って私にはほとんど関係ないんだけど。だって"魔神"の称号の効果で適正魔法属性じゃないくても力業で解決できるし·······そもそも魔素の塊である私が燃費なんて気にする必要無いしね。
まぁ、そんなことはさておきエンリちゃんに魔法の知識をどんどん教えていこう!
『じゃあエンリちゃん、前使ってたみたい魔法を使って水を出してみて!』
「は、はい!」
エンリちゃんはそういうと腕を上げて手を前に出し集中し始めた。"神狼眼"で見てみると魔素を魔力に変換して手元に魔力を集めていた。
そして、だんだんと魔力が水属性の魔力に変わっていくのが見えた。
ちなみに魔力は属性によって色や特徴が違う、火だったら魔力がゆらゆらと揺れ赤色に、水だったら魔力が液体のようになり水色に、といった具合で変わる。
なのでエンリちゃんは今、水を出そうとしているため魔力が水色に見える。
はずなんだけど·······あの魔力、もうちょっとで上位属性になりそうだなぁ。
上位属性というのは普段使ってる属性のさらに強化された属性で、魔力の色は元の色よりもさらに濃くなるんだよ。
そして、エンリちゃんが今変換してる魔力の色は水色よりは濃く、青色よりは薄いというなんとも言えない色合いになってる。
水属性の上位属性は《流水》といって全ての魔法に流れができる属性で、一見よくわからない属性だけど流水属性で水球を作るとその水球のなかに流れが生まれて、そこに人の腕なんか突っ込んだら捻れて折れてずたぼろになっちゃうぐらいヤバイものになる。
そしてエンリちゃんはその上位属性に一歩手前まできている。多分そうとう《水》に高い適性を持ってるんだろうね。
そんなことを考えているうちにエンリちゃんも魔法を発動する準備ができたようだ。
「いきます!」
エンリちゃんはそう言って手から勢いよく水を出した。
あの水圧の所に突っ込んでいったら普通の鹿とか人間とか骨がへし折れそうだなぁ。
まぁ、威力に
私が充分思考できるほどの時間で魔法を発動したからもっと早く魔法を発動できるようになってもらいたいし、魔力のロスも大分多いね。
まぁ、でも多分エンリちゃんならすぐにできそうだね。エンリちゃんはあまり気づいてないみたいだけど·······エンリちゃん無意識に魔眼使ってるし。
"神狼眼"でエンリちゃんの魔力と魔素を確認したときに極自然な流れで目に魔力が集まってるのが見えたし、夜でも景色が見えてるみたいだし確定だろうね。
『エンリちゃん魔法を発動してくれてありがとう。さて、今のエンリちゃんの魔法を見ていろいろとわかったよ!まず、エンリちゃんの魔法の適性は凄いよ!エンリちゃんの今の魔法は上位魔法に届きそうな位だったよ!』
「上位属性と上位魔法って何が違うんですか?」
『あ~別にに違いはないよ。上位属性は属性の上位版で、上位魔法はその上位属性で発動する魔法だからね』
「なるほど」
『とりあえず、エンリちゃんの魔法は大分威力が高いことがわかったんだよ。だからこれからしていくことは魔力の操作能力を上げることだよ』
「操作能力·······ですか。どこが悪かったんですか?」
『そうだね、別に悪いところはなかったよ?でも、エンリちゃんは魔法のとても威力が高いから操作能力を上げといた方が良いんだよ、魔法の発動速度、精密な操作力を上げれるよう頑張ろう!』
「なるほど!わかりました!これから頑張って練習して魔法をバンバン使えるようになります!フフフ今までずっと疑問だった魔法についてやっと学べるのかぁ·······ウフフフどんな世界が私を待ってるんだろう、楽しみ!魔法を全部解明したい!」
うぉぉ凄い勢いでエンリちゃん話すね·······まぁそれだけ楽しみだったってことだよね。エンリちゃんの期待に応えられるように私も頑張ろっと!
____________________________________________
遅くなり申し訳ございませんでしたぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!とりあえず魔法の説明載せときます。
四大属性
《火》、《水》、《風》、《土》の四種類の属性
ニ極属性
《闇》、《光》の2つからなる属性
上位属性
四大属性や二極属性のさらに強力な属性
派生属性
四大属性、二極属性の上位属性とは別に派生した属性
複合派生属性
2つ以上の属性が揃って派生する属性
属性に染まった魔力の特徴
《火》魔力がゆらゆらと揺らめき赤色
《水》魔力が液体のようにと纏わりつき水色
《風》魔力が常に移動しつつも留まり続け緑色
《土》魔力がカチカチになり黄色
《闇》魔力の質としては《火》に近いが、
《火》ほど揺らいではいない。黒色
《光》魔力と魔素の境界線が曖昧になっており
光のようになっている。白色
魔法のもっと詳しい設定はしばらくして近況ノートに投稿しようと思います。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます