能力ってやっぱ大事だよね


「さぁ、君の能力を決めようじゃないか!」


神様はそう言うと手を叩きどこから現れたのか、光る板のようなものが俺の目の前に出てきた。


(これは?)


「あぁ! そりゃまだわからないよね! その板に触ってみて!」


神様に言われたように、その光る板に触れてみた。


(っ! これは!)


目の前にゲームの設定画面のようなものが現れた。


____________________________________________

名前:noname

種族:Unknown

ステータス

スキル

称号

____________________________________________


「それでいろいろと決めようと思うんだ! 僕は別に口出ししないから、好きに弄ると良いよ。まぁ、さすがにスキルの数は10個までにさせてもらうけどね。種族も別に人間じゃなくてもいいから! あ! あと、その君の前に出てる画面は、君達に馴染みの深いものになるようになってるからね! ボクもしなくちゃいけないことがあるから、じっくりと考えて良いよ! また後でくるからじゃあね!」


そう言うと神様はまた黒い穴に戻っていった。

よし! 好きなように弄るか!

まずはどんなスキルがあるのか確かめるか······ってどうすれば良いんだ?

試しにスキルの文字を触ってみる。


____________________________________________

スキル一覧

物理技能

剣術 短剣術 大剣術 鎌術 棍術 etc...

················································

························

············

······


耐性

毒耐性 麻痺耐性 眠気耐性 火耐性 etc...

················································

························

············

······


魔法技能

火魔法 水魔法 土魔法 風魔法 剣魔法etc...

················································

························

············

······


特殊技能

演算 並列思考 視覚強化 聴覚強化 etc...

················································

························

············

······

____________________________________________


いや、多いな!?


さすがに多すぎない?

魔法!? 魔法使えるの!?地球なのに!?

いろいろとツッコミどころはあるけど············

気にしないようにしよう。

てか、パッと見結構凄いのあったな。

剣聖とか賢者とか、どうするか······まぁとりあえず耐性は欲しいな。

病気とかで死にたくないし。

他には特殊技能に、絶対に欲しいって思ったのがあったんだよな

____________________________________________

特殊技能

··············································································卵割り "理解" 絶対音感································

············································································

____________________________________________


そう、この理解というスキル。

なんで卵割りとかいう使いどころの限られたスキルの隣にあるのかわからんが。

説明を見たとき、絶対に欲しいと思った。

ちなみに、どんなスキルなのかがわからなくて文字に触れてみたら、説明文が浮かび上がってきたからどんな能力かわかった。······いやマジで隣にある卵割りって何?

____________________________________________

スキル:理解 

なぜそうなるか、どうすればそうなるか理解することができる

____________________________________________


最初に見た時は「なんだこのスキル?」と思ったが。

良く考えて欲しい。

これ絶対に強い! 学校の授業で理解できないこともこれさえあればめっちゃ楽だ! それに日常生活や武術といったあらゆる面に置いて、理解すると言うことは大切なことだ。

理解しなければ何も出来ない。

それがスキルとして使えるのなら、取らないと言う選択肢はないだろう。

それから俺はいろいろ考え、他のスキルを決めた。


____________________________________________

名前:noname  Lv.※※※

種族:Unknown

ステータス

スキル

理解 状態異常耐性 無限成長 武術の才能

魔法の才能 気術の才能 気配の理 高速演算

絶対記憶 効果範囲拡張

称号

____________________________________________


いろいろと悩んだ結果このようになった、スキルの効果は······

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スキル

:状態異常耐性 パッシブ

ありとあらゆる状態異常に耐性を得る


:無限成長 パッシブ

その成長は止まることがない

鍛えれば鍛えるほど成長し、Lv表記が追加される。経験値を得ることができる。また種族がヒト族ではない場合※#¥%※する可能性がある


:武術の才能 パッシブ

武術に関するありとあらゆる才能を得る


:魔法の才能 パッシブ

魔法に関するありとあらゆる才能を得る


:気術の才能 パッシブ

気術に関するありとあらゆる才能を得る


:気配の理 アクティブ

気配察知、気配感知、隠密の効果が1つになっている


:高速演算 パッシブ

高速で演算ができる


:絶対記憶 パッシブ

物事を記憶しておくことができる


:効果範囲拡張 アクティブ

あらゆる効果範囲を拡張できる

____________________________________________


このようになった。これで無双できるな!

学校なんかも運動ができて勉強ができるからモテモテだ! 

灰色の高校生活ともさよならだ!

社会に出たとしてもどんなことでも出来る!

やったね!


さて次は種族か············

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