【次章執筆中】異世界じゃなくて地球に転生したけど自分の好きなように生きていきます
オオキャミー
プロローグ
目覚めるとそこは······
(······???)
(どこだ? ここ······?)
目が覚めて一番最初に思ったことがこれだ
周りを見渡s······見渡す?
なんだか前だけじゃなく後ろや上下も見えるが、まぁ見渡すとそこは真っ白だった。
は?
いや! 待て待て待て待て!! なんだこの空間!
浮いてる······いや、立っている?
いや違うな。
これは水の中にいるような感覚だ。
いや、そもそもなんで前だけじゃなくて上下左右見えてるんだ?
なんだここ、声も出せないな。
あるのは······
視覚? と触覚? 味覚はなにも食べてないからわからん。嗅覚も特になにも感じない。
聴覚は······まぁなにも聞こえないな。
こんな良くわからん場所にいるがとくに恐怖といった感情はなく、逆に安心感のようなものがある。
まぁ、何してもわからんからとりあえず待ってみるか。
しばらく真っ白な空間を漂っていると、ふと前方の空間が陽炎のように揺らぎ黒い穴? が空いた。
「よいしょっと。ふぅ、転生させるの疲れたぁ
残るのは······あと一人か」
目の前の黒い穴? から出てきたのは、不思議な雰囲気を纏った······少年? だった。
「やぁ! やっと目覚めたかい? 君で最後だよ!いやぁ、こんなに人が死ぬとはボクも思ってなかったから焦っちゃったよ。せいぜい死んだとしても一人か二人ぐらいだと思ってたからね! あぁ、そういえばまだ自己紹介もしていなかったね! ボクは君の世界で神と呼ばれる者さ!」
急に出てきたと思えば目の前の少年? は、一気に話し始めた。
「あぁ! 魂だけの状態になったからまだ喋るのに慣れてないのか! 君、相手に念じるようにしてみて? そしたらボクも君の言葉がわかるからさ!」
その少年······もとい神の言う通りに強く念じてみた。
(······あーこれで聞こえてるか?)
「そうそう! できるじゃん! もっと高位の神だったら相手が魂の状態でもわかるけど、ボクは転生させたり能力を与えたりするのが仕事だからね!」
(なぁ、あんたは本当に神様なのか? それと魂の状態って言ってたけど、俺は死んだのか? 死んだとしたらなんで俺は死んだんだ?)
「おお、一気にくるねぇ! そうだよボクは生と死、そして輪廻と転生を司る神さ! そして、2つ目の質問の答えはyes! なんで死んだのかは覚えてない?君は地震によって起きた地割れに飲み込まれて死んだのさ!」
テンション高く死んだと言われ少しイラッとしたが、まぁ死んだと言われて「あぁ、やっぱりか」と思った·····いや、まぁね最近のラノベとか小説読んどけばなんとなく察しはつくからさ······はぁマジかぁ。
(なぁ、これから俺はどうなるんだ?地獄か天国に行くのか?)
「いやいや君は転生してもらうよ! あとこの災害で死んだのは君だけじゃないからね! 君も含めて7人死んだから!」
(7人? 災害にしては少なくないか?)
「あぁそりゃあもちろん! そもそも人が死ぬ予定なかったしね!」
(······は? 人が死ぬ予定がなかったって······この災害あんたが起こしたのか!?)
「いや、さすがにボクだけで決めて起こした訳じゃないし。そもそもこんなに大きな災害になるはずじゃなかったんだけどね! 君含め死んだ人は不慮の事故に巻き込まれてしまったわけさ!」
(はぁ!? 不慮の事故!? ふざけるなよ! 俺はまだ30にもなってなかったんだぞ!?)
「まぁまぁ落ち着いて! 落ち着いて! そのためのボクだからさ! ボクは生と死そして輪廻と転生を司る神だよ?」
(生き返らせてくれるのか!?)
「いや······残念だけど、死体がきれいな状態で周りに誰もいない状態なら可能だよ。でも、君は地割れに飲み込まれて死体はぐちゃぐちゃ。さらに他の人に死体を見つけられて、すでに死んだことになってるからね」
(そうか、もう俺は生き返れないのか······)
俺は生き返れないと言われショックを受けた、
もう誰にも会えないのか。
両親······は俺が小学生の時に死んだからいないな。
親友······と呼べるやつも特にいないな。恋人もいるわけないな。
あれ?
俺、死んでも別に誰も悲しまないし、生き返っても別になんか良いこともなくね?
あれ? おかしいな目はないはずなのになんだか目元が熱くなってきたぞ······
「ちょっとちょっと! まだ諦めないでよ! ボクは言ったでしょ? ボクは生と死そして輪廻と転生を司る神だって! 輪廻と転生を司る神だよ!? ボクは不慮の事故で死んだ人を転生させるために来たのさ!」
(マジか!? 俺は転生できるのか!?)
そういえば別に生き返らせることはできないって言っただけで、転生はできないとは言ってなかったもんな
「あぁもちろん! もうすでに6人中5人は転生して1人は輪廻の輪に戻ったよ! ちなみに5人中4人は異世界に転生して、1人は地球に転生したね!」
(俺も異世界に転生できるのか!?)
魔法使えるのか? 無双か!? チートもらえるのか!? 俺tueeeeできるのか!!
「いや無理だね!」
(えぇ!? なんでだよ!? あんたが転生させるっていったんだろ!?)
「残念だけど、異世界に転生できる人数は決まってるからね。まぁその代わりに"昔"の地球に転生させてあげるよ!」
(おお! マジか! よっしゃー!)
異世界じゃないのは残念だが、地球に転生はできるようだ。安心した~。
「さらにお詫びと言ってはなんだけど、好きな能力も授けちゃおう!」
(まじで!? っしゃー-!!神じゃん! いや神か! あ、今さらだけど敬語で話した方が良いんじゃ······)
ヤバい俺今まで結構失礼なこと言ってたぞ!?
急にやっぱ辞めたとか言われないよな!?
「アッハッハ! いいよ! いいよ! 別にそんなことでボク怒らないから!」
(ありがとうございます! マジ神です!)
最高だ! もうこの神様のこと崇めちゃう!
あ、そういえば
(あの、1人は輪廻の輪に戻ったって言ってましたけどなんでですか?)
「あぁそれはね本人がそう望んだからさ。その人が言うには、自分は充分生きたから別に転生しなくて良いんだってさ!」
(へぇ、そうだったんですかそんな人もいるんですね)
俺だったら絶対にそんな選択はとれないな、まだ死にたくないし
「ま、そんなことよりも能力を決めよう!」
神はそう言うと手を叩いた
____________________________________________
どうも僕は小説を初めて書き始めたので誤字や脱字などがあればバンバンご指摘ください。
またこんなところが良かった、こんな風にしたら読みやすいなどのご意見もできるだけ意識して書いていきます!
応援よろしくお願いします!(≡・ω・)
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます