外部説明

【1話目の説明1】

【マボウと魔弾⦅マジックアロー⦆について】

 1.攻撃魔法を普通とするこの世界で物理的なものは余り役に立たない。

 2.【攻撃魔法があるのに飛び道具は必要ないと言われるが、そんな事はない。】

 【強力な魔法が使えるのは軍や警察の中でも一部のエリートだけ】

他の組織やギルド的な存在も隠蔽体質であり

魔法を使うための技術や呪文は中々表に出てこない。

故に一般庶民や一般兵士には

初級のファイヤーボール⦅火炎球⦆でさえ難しく、【Y(幼児)魔法】と呼ばれるファイヤーブリッド⦅火炎弾⦆クラスが精々になっている。

 だが此れでは攻撃魔法を使える兵士の数が揃えられず

一般庶民は無防備になってしまうのでどうにかしなければならない。

 3.2に対する解決策。

 弦のない変わったルーンの刻まれている魔法弓と、魔弾を使って【魔力が弱い、若しくは全くない一般人でも疑似的な魔法攻撃を行えるようにしたのが、兵士が攻撃でよく使うマボウになる。】

 4.魔力が弱くても魔法が使えるという事は……

連射・数を撃つのが楽という話なので

無くても魔法を使えるのにマボウ・魔弾を好んで使う魔導士もいる。


【2の1、説明2】

【フォレストエルフは普通のエルフと違うと言うのが、この世界の常識。】

 この一族は新しい文化や技術をはね除けて拒絶する、懐古主義にしてガチガチの保守勢力になり神族は元よりエルフも手を焼いている種族になる。

諸事情によりアース神族へ加わり

嫌々ながらも

その法律・ルールに従って

伯爵の地位を得たミラス家と一族は

森の奥にある僅かな領地を得て自然と共存しつつ細々と暮らしてきた。


【2の3、説明3】

【ラグナロクとダークミストモンスター(ダミス)について】。

 ラグナロクとは戦争で追い詰められて、自棄を起こしたスルトが発動させた超極大魔術のことだと統合政府は一応してある。

だがその詳細は不明(隠されている)なので

ムスッペルを批難するのは良くない同じ被害者だと統合政府は宣伝する。

 その大魔術は発動すると【ガイアのほぼ全域を死滅させた】。

 上は神族、モンスターから下は動植物~微生物に至るまで、超極大魔術の犠牲になった無量大数の命は呪いとなって空に上り、雲を作ると黒い雨として時々地上に降り注いで世界を侵蝕する。

【その黒い水(ダークエーテル)が集まるとダミスになる】。

【そしてこの世界には2種類のモンスターが存在する事になった】。

 1.神やら魔導師が作り出した魔導合成生命体(キメラ)達。

  ゴブリン・ワーウルフ・ドラゴニアンやウンディーネも、キメラの一種になる。

 2.二種類目はラグナロク後に発生したダミスの事。

 1つ目はどうにでも対処できるが、2つ目の無限に沸いて来る黒霧の魔物(ダミス)はこの世界の住人にとって死活問題になっている。


【2の4、説明4】

【魔法の発動には2通りの方法がある⦅説明1と連動⦆】。

 1.【体外魔法】

 魔法石や何らかの道具、地面に魔法陣を描いたりとか体外で発動する魔法。

 2.【体内魔法】

 当然だが自身から魔力を放出するだけでは魔法にならず、

魔法を使うたびに一々長い呪文を唱えたりするのは非常に手間が掛かる。

 そこで自分の霊体へ予め呪文を刻み込んでおき、

呪文を詠唱しなくても魔力を放出するだけで、魔法になるMSP(マジックソウルプログラム)が開発されることになった。

 通常MSPで霊体に書き込める魔法系統⦅基軸魔法という⦆は、1人につき1種類だけ。これに【魔力障壁・エーテル(E)シールド】や【光源用のライトボール】がセットで書き込まれる事が多い。

マグレーは風だが上位なので普通のより威力と魔力消費が高い。

 この【MSPやワード(ルーンや呪文)は極秘技術】であり

一般人は中々それを手にできず

初級魔法でさえ難しいY魔法が限界等という話になる。》


【2の4、説明5】

【EPの連続飲みについて】

 個人の魔力総量や体質によって変わるが、

外部からエーテルを無理やり霊体に入れるので、EPには反動・中毒症状がある。

 此れは大体2人分ぐらいの魔力を回復した頃からおき始め、

虚脱感・発熱・吐き気等と各症状が進行していき、

最終的に霊体が崩壊して死んだり狂戦士・ゾンビ化してしまう。

 1回や2回ではこれは起きない、

何度も繰り返して霊傷を蓄積させるとこうなるのだが、

霊傷の治療は難しく自覚しづらいので、ある日突然……なんて事もある。










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