case.7「俺はダサい」
俺は今日、付き合って2年になる彼女と
ドリランに来た。
彼女がイルミパレードを見たいらしい。
プロポーズとかをしたい訳じゃないし
まあまだそんな金ないし
だけど、ダサい男にはなりたくなくて
今日だったら有給が取れたから
彼女の愛子を喜ばせたくて今日にした。
楽しみだなあ、パレードと思いながら
俺は愛子と今、ホットドッグを買うために
キッチンカーに並んでるけど
全く進まねえなここ。
『ねえ?浩介』
「ん?」
『あの女さっきからなにしてんの』
「知らね、作りきらねんじゃね?」
『なにそれうける』
俺らの後ろにはなんか機嫌悪い男性と
いかにもここのスタッフだろうなって人が並んでた。
こういう人らも休憩でこういうの買うんだな。
その後ろにはまた1人男性が並んでる。
え、もう1時間ぐらい待ってんだけど。
てか一番前の女の人何も言わないのかな
これパレード間に合う?並んだし
ここをはずれたくは無いしなあ
あ、そうだ。
「あの、」
「はい?どうされました?」
「ここの方ですよね?」
「あ、そうですよ」
「今日のパレード何時からですか?」
「あ!パレードは昨日までなんです!」
「『【え!!!!】』」
その場にいた全員が驚いた。
どうしよ、、、パレード見せてやるよ。ってカッコつけてるしちゃんと調べとくべきだった。
うわあああああどうしよダサっ俺
どうしよおおおおおおおお
というか、みんな知らなかったんだ…
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