第7話 遅刻の予感

翌朝、スマホのバイブレーション音で目が覚めた。

スマホの画面を見ると賢太から電話が来ていた。

「もしもしー」

「その様子だと今起きた感じ?」

「うん、起こしてくれてありがとう」

「それはいいんだけど、今何時か分かる?」

「10時10分.....あ すぐに向かいます」

「おう!気を付けてこいよー」

やばい、これは終わったかもしれない。

とりあえずすぐに準備をしよう。


「準備完了っと」

ちょうど5分で準備が終わったとはいえ、家から駅

まで歩きで15分はかかる。

「お母さん申し訳ないけど、駅まで送ってくれませんか?」

「全然良いけど、今日の風呂掃除お願いねー」

「はい、わかりました」

そうして、母親のおかげでの10時18分に着いた。

「お母さんありがとう、行ってきます」

「行ってらっしゃい」

「行ってきます。」

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