第6話 久しぶりの幼馴染

賢太との電話を終えると母が僕の部屋にやってきた。

「りょう今大丈夫?」

「うん、大丈夫」

「りょうの入学祝いに家族でご飯食べに行かない?

今日は何でも食べていいよ!」

「せっかくだし行くことにするよ。」

「そういえばお母さん」

「どうした?」

「明日賢太達と遊び行ってもいい?」

「気をつけなさいよー」

「ありがとう!気をつけて行ってくるよ」

明日遊びに行くことを母親に伝えた後に車に乗り、僕の大好物のオムライス屋さんへと向かった。

オムライス屋さんへと入ると見覚えのある顔の人がいた。

「涼介くんじゃん!」

「真里さん久しぶりだね」

彼女の名前は古館真里。保育園から小学4年生まで仲の良かった女子で、小学5年生の時に家の事情で引っ越した。家族ぐるみで仲が良かったので、ちょくちょく親同士で連絡はしていたらしい。何故彼女がここにいるのだろう。

「私ここに帰って来れることになったの!」

「そうなんだ。だから制服が桜木中の物なんだね。」

「入学式終わりに話そうと思ったんだけど、クラスが違ったからまた今度にしようと思ってたんだよねー」

「ここお店だし、また今度ゆっくり話そう。」

「じゃあ明後日学校で会おうねー!」

その後僕達は昼食を済まし、すぐに帰った。

家に帰ると途中まで読んでいた小説を読み始めた。

小説を読み終えるとあっという間に夕方になって

いた。

「とりあえず夕食と風呂を済ませて明日のために

早く寝よう。」

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