第2話「シンジの悲しい過去」
シンジには4歳のとき悲しい過去があった。
「シンジ、シンジ」とお父さんが呼んでも反応がない。
お父さんが家のあちこち探してもシンジがいなかった。
お父さんは幼稚園、公園など探したがいなかった。
幼稚園の先生である松本先生も探してくれた。
午後6時になっても帰ってこなかったシンジだがお父さんのサッカーチームの事務所に行っていたのだ。事務所の人が連れてくれたのだ。
なぜかというと、
約3日前シンジとお父さんでサッカーの試合見に行った。
シンジが試合に出ていたお父さんを見て思った。
右足引きずっていたのだ。このことを事務所に見つかると引退させられると思ったシンジはこの3日間夜も眠れなかった。
3日後、シンジは家で一緒にいたお父さんがトイレに行っている間に事務所へ行き
お父さんを引退させないようにお願いしにいった。
事務所の人達はお父さんに言われて足のことは知っていたらしい。
一方、お父さんはシンジがいないことに悲しんでいたが、けがのことを隠していたお父さんも悪いということで許してくれたのだ。
ある日、シンジがいないときにサッカーの蹴る練習をするために家でやったらシンジのフィギュアを壊してしまった。
お父さんは試合に出るために息子内緒で練習していたのだった。試合は2軍の交流試合である。
「俺は死ぬまで試合に出たいんだ。」と心のなかで思ったのだった。
「ここであきらめたら試合終了だ。」だから俺は足が取れても試合に出る。
息子が帰ってくるとフィギュアのことについて疑問をもった。
でも、壊れていると思いもしなかった。
4日後、幼稚園の先生から一緒にサッカーの試合を観に行こうと言われた。
シンジは「先生、お父さんは来ないの?」
「お父さんはね、仕事を新しく見つけてその仕事を片付けたら来るって行っていたよ。」
シンジはお父さんに「絶対、お父さんはサッカー嫌いになったんだよ」
先生:「どうしてそう思うの?」
シンジ:「お父さんはサッカーのせいで足をけがしたんだよ。試合には出られないんだから」
先生:「でもね。お父さんは頑張っているんだよ。」
シンジ:「嘘だよ。お母さんは病気で3歳のとき、なくなってお父さんはとても悲しくて試合にでられなかったんだから。サッカーをすると母さんのことを思い出してしまうんだもん。」
先生:「ここはどこかわかるでしょ。」
シンジ:「わかるよ。サッカー場だよ。どうしてそんなこと聞くの?」
先生:「そんなことはおいといて試合を見ようよ。」
シンジ:「そうだね。わかった。」
先生:「そろそろ試合始まるよ」
シンジ:「よし、CDEAを応援しよう」
先生:「じゃあ、先生も」
審判:「ピー、試合開始」
〜おしまい、第3話へ続く〜
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