追求編

懐は神道夫婦の死の変わりに産まれて来た。

そして、頼は神社が建てられて、一週間で産まれた。本当は神社が建てられた、その日に出産予定だったのだが予定より遅れてしまった。

そして、帰り、神道夫婦は何処かに行ったと思ったら、交通事故で死んだ。

いや、死んでから、交通事故が起こった。死亡理由は何故か分からなかった。

独り残された、赤ん坊は、頼は、使用人に世話されながら育てられ、ここまでなに不自由無い生活を送ってきた。

まだ、神道家には、二人か、三人、九十年暮らせる程度の金額が残っていた。

それは、神道夫婦の保険金だった。まるで、死ぬのが分かっていたように。

これが頼や懐、懐定神社の秘密。氷魔の契約の話。

でも、まだ明かされていない。未来の話。

まだ、分かっていない。選択で変わる未来。

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