第?章追求編

「雪を降らさない用にして欲しい?」

そんなバカみたいな、お願いされた。

「あぁ。冬の間だけ」

「いいとして、私のメリットは?何を差し出すの?」

「命。は?」

「バカじゃないの?高々、雪降らせないだけで命賭ける奴いないよ」

「まぁ。ね」

「命は出さなくていい。その他の物は?」

「うーん?そうだ!名前決めて貰うのはどうだ!?良いだろ。それがいい!それにしよう!」

頭に氷刺してやろうと思った。

「まぁ、でも良いか。」

そうして、私は条件を飲み込んで、この神社に雪が降らせないようにした。でも、

その翌年。その神道夫婦は亡くなった。

それと同時に、この神社から懐が産まれた。

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