第十二章第三話

「んっ…」

しばらくして懐が起きた。

「あっ!おはよう」

「…。へっ!?」

「どうした?」

「ウィンド!」

「ヘブシ!」

懐が俺に向けた手から風がそして上にある氷の屋根に直撃。

「アイス」

氷魔がそう行った瞬間、氷が俺のジャンバーを突き刺し、氷の屋根に刺さる。

それのせいで俺は下に来れない。

「おい!氷魔!やめろ!死ぬ!」

「死ね」

コイツ本当に…!

「氷魔…?」

そうか。寝てる時に名前を決めたもんな。

「そうそう。コイツの」

ヒュン!以下略

何かだんだん慣れてきたな。

「もしかして、名前決めて貰ったの!?」

「うん。この人は、私の言っていた、契約者の息子」

「契約?」

「そう。あれはあなたが産まれる前。妊娠して、まだ、二ヶ月ぐらいの日」

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