第十三章第始話

「そんな…話があったんだな」

「うん」

「俺の為に。親が死んだ。死なせたくない、俺が、殺したも同然だよな」

「違う!私のせいだよ。私が生まれなければ…」「でも、俺はお前の事好きなんだぞ」

「うん」

「そんな事言わないでくれよ」

「それを言うなら、頼君も」

「あぁ」

翌日。

教室に来て、鞄を置き、朝のHRが終わり、

一時間目から、移動教室でめんどくさかった。いつも通りにモヤシと言っていたら、

ドクン!心臓が銃声みたいにうるさく鳴った。倒れる。そう思って受身を取った。

だが、次の瞬間俺の意識は途絶えた。

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