第九章
「私、今日が体育祭だって分かんなかったんだけど」
「そうか、お前入学してすぐだから分かんなかったのか。応援は口パクで良いとして」
「それ、ホントにいいの?何か私だけサボってるみたいな感じじゃん。大丈夫なの?」
「大丈夫俺も毎回やってるが、あんま何にも言われてないぞ」
「いや、良くないでしょ」
「まぁ、百mとかで頑張ってるから」
「頼君、スポーツ出来るんだ!以外」
「まぁな。最初は皆にも驚かれたよ」
「そうだろうね」
「おいおいどういう意味だよ」
「あぁ、ごめんごめん」
「じゃあ、お前にカッコイイとこ見せてやるよ」「っっっ〜」
ホントに頼君はずるい。かっこよくて、優しい。モヤシちゃんにも好かれてるし。でも、私は、神様なんだ。
人と本来は関係を繋いではいけない。だから忘れさせる。私と頼君が会ってなかった運命にしたのに。頼君は通じなかった。
私達は勝った。でも、私はあんま活躍しなかった。私の疑問に気が行ってしまった。
それはもう分かる事の無い物だった。
今私は過去を振り返っている。この時に気づいたらどんな未来になっていたのだろう。
今私は、----で過去を見ている。
(?)この話は未来で-の言葉が変わる。その変わりを君達は 予想出来るであろうか。
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