第十章

「夏祭り行こうよ!」

モヤシがそう、俺に言ってきた。

「パス」

「はぁあああー」

そう言ったらモヤシが気が抜けた用に倒れ、そう嘆いた。

「俺、近くのじ、」

ドクン、!

そう心臓は叫んだ。言ったらダメだ。本能が言っている。神社の事言ったらダメなのかい。

「コンビニでたこ焼き買って、家でレンチンして食うわ」

「なんなら行こうよ〜。何で来ないの〜」

「家にいたい!」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「で、モヤシちゃんにビンタされて、来たと」

「そうだよ!てか、お前のせいだぞ!何で神社の事言えないんだよ!」

「何言ってるの?私が神様ってこと以外は言っていいんだよ。」「でも、言えなかったよ」

「それは、決めつけじゃないの?私も神社に人増えて欲しいから言ってみる」

「よろしく」

これが言えないのは後で分かる事だが本当に本当に全てが終わった後でだ。

「じゃあ、ミニ夏祭りするか!」

でも、この瞬間が楽しかったのは事実だ。

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