第六章第三話

次の日学校は騒がしかった。それはそうだ。

モヤシが女子の格好をしてたからだ。

その格好には俺もビックリした。

髪は背中まで伸び、顔は美しく、スカート姿はとても新鮮なものだ。

そして、一番驚いてたのは、虎男だった。

「えぇ!お、おま!えっ!?」

それは言葉にならなくそれは赤ちゃんがなんの意味もなく叫んでるみたいなとのだった。

「頼君!ちょと!これでぼ、じゃなくて、私がいじめられたらどうするの!?」

「大丈夫だって。俺がいるし」

「えっ?」

「俺がお前のことを一生守ってやるよ」

「えっ…」

その顔は乙女が恋した顔のように赤くなる。

「どうした?」

「頼君の…バカァァ!」

「えぇ…?」

なんでだよ。

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