第三章第終話
期末テスト。なんの問題無く、解けた。
懐と勉強したところもあれば勉強してないところもあった。が結構解けた。
テストが終わった後、小枝と帰った。
「で、彼女とはどうなの?」
「ぶぅふ!」
コイツ…。また!
「どうしたの? リ ア 充 」
「リア充じゃねーよ!」
「あはっ。嘘だよ。あれ?顔赤くなってるよ」
「うるせえ!」
マジで辞めてくれ。信号待ち。
「はぁ。なんか疲れた」
「赤信号だから休んどいたら?」
「あぁそうする」
座ろうとしたら大型トラックが交差点を通ろうとしてた。それと同時に子供が飛び出た。引かれる。そう思う前に体が動いた。子供を庇うように抱きしめて、車が通らないところまで、動かせた。
「おいてめぇ!死ねてぇのか!?」
俺は突然の事だから、子供が泣かないように言葉を選ぶ暇なんて無かった。
「……のに………してんじゃ…」
「なんて?」
「死にてぇのに邪魔してんじゃねぇよ!」
「…は?」
あまりに突然な言葉に耳を疑った。
「なに、言ってんだ?」
「うるさい!」
そう言って子供はどこかに行った。
「大丈夫!?」
と小枝が駆け寄って来た。
「あ、あぁ。大丈夫だ。それよりあの子供…」
「子供の事なんか気にしないで。それより頼君本当に大丈夫?血出てない?僕絆創膏持ってるよ」なんという女子力。小枝女子じゃないけど。
「あぁ。血も出てないし、この通り大丈夫だよ。」「そう。良かった」
-でも、子供はどうなったのだろうか。あの後も死のうとしてるのか。
いや、なぜ死のうとしているのだろうか。死とはそう簡単に決断出来るものじゃない。迷って、死にたくて。
でも、生きたくて。生きるか死ぬか迷って今日も心臓は動いている。
それを簡単に死に繋げるとゆう行動は出来るものではない。あの子供は、まだ
本当の死の怖さを知らないのか。
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