第三章第始話

「この世からテストが無くなりますように」

「何願ってるの?この世からテストが無くなる訳無いてしょ」

懐定神社でいつものように願っていた。

「ねえ、現実逃避してるのにすぐ現実に戻すの辞めてくれない?」

「いや、そこはテストでいい点取れますようにと願うものでしょ。なんで無くなって欲しいって願うの?」

「ゲームしたいから!」

「宿題をして」

「いや、」

「『 宿 題 』」

「はいわかりました」

こ、怖えー!怖いよ!懐さん!圧が!圧がすごいよ!

そして宿題を毎日やった。懐に言われながら

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