mission2 潜入捜査の始まり

私は怪盗ネージュ。今日から一緒に行動する怪盗ソレイユと共に、闇会社の社長、闇夜あんやが持っている、依頼者が奪われた宝石、『炎の欠片』を奪いに行った。

そして夜、潜入場所の屋根の上へと到着した。私はソレイユに聞いた。

「さて、潜入捜査を始めるけど、潜入時の役割は?」

「計画的だね~。」

「そりゃそうですよ。で、どうします?」

「じゃあ、君が闇夜の社長に近づこう。」

「分かりました。秘書として動こうと思います。」

「了解。能力は俺は戦闘系の方だと思うから、中探ってく。」

私は、ここで一番聞かなくてはいけない事を聞くのを忘れていた。

「ちなみに貴方の能力スキルは…?」

「ああ、そうだね。俺の能力スキルは…」

彼は指先から炎を出した。

「炎、だよ。君は?」

「氷です。」

私は掌から冷気を出した。

「良いね。よし、ミッション開始!二時間後ここに合流。」

「分かりました。また後で。」

   シュ

「よし、それでは、変装しますか。」

社長には秘書がいない。そして今日、秘書のオーディションがある。その為、かなり怪しまれないはず。私は白色に輝く腰まである髪をポニーテールにした。伊達メガネをかけ、スーツを着た。そして、現場へと向かった。


オーディション現場へ行くと、社長と他の参加者がいた。アルセーヌ様によると、この参加者は、ルパンに所属している、他の怪盗らしい。というか、世間にあまり知らされていないから、このような事も可能なのか。助かります、アルセーヌ様。

そして、私は合格した。

「いやー、君、凄いね~。雪乃君?高校生でしょ?アルバイト?」

「はい。」

一応私は偽名を使っている。

「いやー、君みたいな人を採用して良かったよー。」

「ありがとうございます。」

よし。まずは近づく事に成功。次からだな。

「そういえば、ここに代々伝わる秘宝、『炎の欠片』があると、召使いの方から聞いたのですが…」

私は社長に、『炎の欠片』について探りを入れた。

「ああ、そうだよ。見る?」

「良いのですか?」

かなりすんなりokをもらえた。


社長と私は、『炎の欠片』が入っている金庫へと向かった。

「良いよ。入って。」

「はい。失礼します。」

そこには、『炎の欠片』があった。『炎の欠片』は、緋色に輝いていた。

「綺麗ー。これが…」

「ああ、そうだよ。『炎の欠片』だよ。」

なるほど、これか…かなり厳重なセキュリティとなっているのか。

「それにしても、凄く厳重警備ですね。」

「そうだよ。誰かに奪われちゃあよくないからね。」

いや、貴方が奪っているんですけど…そう思いながら、私は、全部で十にもなるセキュリティのパスワードや、仕組みを覚えた。記憶力は良いほうではある。

私と社長は、社長室へと戻った。

「それじゃあ、お疲れ様。」

「お疲れ様です。」

私は社長と別れた。さて、ソレイユと合流するか。










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