第4話 精霊と水魔法
さて、月日とは早いもので、僕は3歳になった。
僕の家であるヴァハトゥン家は、3歳から魔力について学ぶ。
ということで今日は魔力について教えてくれる家庭教師が来る日なのだ。
訓練場で待っていると、
「カイナちゃーん♪
家庭教師さんがいらっしゃったわよ♪」
と機嫌良さそうな声で入ってきたのが母である。
続いて1人の老人が部屋に入ってきた。
「お初にお目にかかりますな。カイナ様」
顔にはかなりシワが多いが、とても優しそうな顔の人だった。
名前はアルフというらしい。
「はじめまちて」
まだ舌っ足らずなのは仕方ないが、恥ずかしいので直したいところだ。
「さてさて、今日はカイナ様に、魔力の放出をしてもらいますぞ。
まずはゆっくり息を吸い込み、」
「できるよ?」
「ほぅ?それは誠ですかな?
是非とも儂にみせてくだされ」
僕は魔力を放出してみせた。
生まれてからの3年間も、僕は魔力をあげるのに熱中し続けたので、魔力量はかなり膨大になっている。
「ふむ……どうやら誠のようですな。
それにかなりの魔力をお持ちのようで。
そうですなぁ……これならばかなり早いですが精霊を手に入れてもよろしいでしょう」
「せいれい?」
「はい。精霊というのは、自分の魔力を、そのものの操るものに変換してくれるいきものですな。
これらは人間の魔力を良く好み、1人につき一体手に入れることが出来ますぞ。
ですが、どんな精霊かは相性ですので、人には決められないそうですな」
「どうやっててにいれるの?」
「願えばいいのでございます。
精霊に呼びかけるだけで来てくれますな」
「わかった!」
目を閉じて、精霊に願った。
数秒の間そうしていると、目の前が光ったのを感じて、目を開けると、そこには青いボールが浮いていた。
「このこがせいれい?」
「そうですな。ちなみに精霊は、主人の魔力を使って精霊が持つ力を使うことが出来ますぞ」
「どうやるの?」
「放出した魔力を精霊に渡してみてくださいますかな」
「わかった」
いつもの要領で、魔力を放出して……どうやって渡せばいいんだ?
あっ、どうやら精霊に魔力を纏わせたら勝手に吸い込むっぽい。
「これで準備は完了ですな。
カイナ様、あとは精霊に魔法を使うように命じるだけでございます」
「わかった。精霊さん、魔法を使って」
その言葉と共に精霊は水をまとった。
「どうやらカイナ様の魔法は水生成のようですな。あまり攻撃ができるものでは無いですが、支援としてはとても強いですな」
「なんで?」
「そうですなぁ、回復ができますし、地面を濡らして敵軍の動きを阻害することもできますな」
そんな話をして家庭教師のアルフは帰った。
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どうもシャイナです。
僕は小説を書いたことがなかったので、分かりづらい文章や、誤字脱字が多く、読みづらいと思いますが、暖かい目で見守って頂けるとありがたいです。
あと、スキルを手に入れる度に神様からメッセージが来るのはめんどくさいので無くすことにしました。
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