追放モノ、について
高見南純平
5つのパターン
最近また、自分の中で追放モノがブームになっております。
といっても、活字が苦手なんで漫画版なんですけど。
それでいくつかパターンに分けられるな、と思い分析してみることにしました。
まず、代表的なのが「補助役の主人公が追放されて、元の仲間がのちにありがたみを知る」というのですね。
実は、補助魔法でステータスを上昇していたり、仲間を守るタンクで敵の注意を引いていたり、って感じですね。
追放モノの機嫌は分かりませんが、おそらくこの形が始まりだったのではないでしょうか。
これだと、主人公の有能性を速い段階から描けますし、元仲間のざまぁ展開も描けます。
この部分が、追放モノの爽快感に繋がってくると思います。
2つめは、「外れスキル」ですね。
一件役に立たなそうなスキルで約立たずとされていたが、研究してみると実は強かった、って感じですね。
これは追放モノじゃなくとも、転生、転移系とよく用いられそうなテーマですね。
外れスキルの方が、主人公の成長を感じられたり、馬鹿にした周囲を見返すというカタルシスがより強まるかもしれません。
3つめは、「追放されたあとに、能力が覚醒するパターン」。
外れスキルと似ていますが、これは最初は本当に無能なパターンになりますね。それで、追放された後に隠しスキルのようなものが開花していく、って感じでしょうか。
これは覚醒するスキルにもよりますが、一気に強くなれるという可能性を持っています。
上述した外れスキルだと、その能力の真価に気がつくまでの時間が必要になってきます。あとは細かくいえば「なぜ今まで外れスキル扱いされていたのに、今は有能に使えるのか」みたいなことを意識する必要もあるかもしれません。
4つめは、「追放された者たちの話」
追放モノの主人公は、のちに別パーティーに拾われることも多いですが、この場合は問題児ばかりを終結させたパーティーに入るということです。
なので、主人公は追放されたモノたちではなく、これらをまとめるリーダーであることも多い気がします。
周囲に何らかのレッテルを張られた者たちが、その力を友好的に使い、徐々に周囲に評価されていく、って感じですかね。
個人的には群像劇が好きなので、こういうの好きです。問題児ばかり、ということでキャラの個性も出しやすいですからね。
このパターンは、まだあまりないような気がします。
5つ目は、「追放した側の物語」ですね。
本来は噛ませ犬的なポジションになる仲間を追放したサイドに焦点を当てた作品ですね。
これもまだ、多くはありませんが、追放モノ自体が多いので、こういったパターンも徐々に増えて来てると思います。
これは結構、主人公サイドがどういう人間なのか、によって色々と変わってくるともいます。
例えば、何らかの事情で仲間を追放したパターン。例えば、弱い仲間を戦いから遠ざけるため、みたいな感じですかね。
それか、徐々に更生していくとかですかね。
ざまぁ展開をした後に、自分たちの立場を自覚して奮起していく、とかも面白そうですよね。
とまぁ、ざっとこんな感じでしょうか。
もちろん細かくいえばそれぞれの作品に特徴がありますし、大まかな流れも全然違うと思います。
ただ、自分が見た限り、上記のパターンが存在したかな、って感じです。
あとは、それらを複数組み合わせた、とかですね。
こうやって分析してみると、追放というのは分かりやすくざまぁ展開、ならびに爽快感を演出できるんだなぁ、と感じました。
だから、なんだかんだ見ちゃうんですよね。
もしよろしければコメント欄で、こういった話もあるよ、やこの追放モノ作品おすすめです、と教えてくれると嬉しいです。
もちろん、自作でも歓迎です。
活字は苦手ですが、頑張って読みますw
んじゃあ、せっかくなので自分の宣伝もさせてください。
現在カクヨムにて「【祝・追放100回記念】自分を追放した奴らのスキルを全部使えるようになりました!」を連載中です。
https://kakuyomu.jp/works/16816927859901382508
これは、上記の3と5を組み合わせた感じですかね。
群像劇っぽさもあるので、色んなパーティーが出てくるのが好きな人にはお勧めです!
では、コメントお待ちしておりまーす
以上、タカミナジュンペイでしたm(__)m
追放モノ、について 高見南純平 @fangfangfanh0608
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