武士にはやらねばならぬ時がある。例え抜けない時でも

歴史if系の武士と武士、男と男の真剣勝負にして軽妙なコメディです。
くすくすと笑わずにはいられません。
語り口の歯切れの良さ、軽妙さがまた笑いを誘います。
武士はいかにその刀を抜かずに勝つのか。落ちもしっかりついて、落ちものの小噺を読んだかのような読後感があります。
おあとがよろしいようで、と付けたくなるような。そんなとても面白い短編です。

寿司屋の名前は個人的に好きです!