225話・何故?
ト書きってなんでしたっけ?
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お父様とあらかたの事を話し終えた後ちょうどいいタイミングでお兄様達が帰ってきたので話を聞いていたのだが……
「お兄様はただ普通に交渉していただけだと……」
「はい……」
「キリィーは事実を伝えただけだと……」
「はい……」
「唯は交渉がスマートにいくように威圧していたと……」
「はい……」
「私は何をお願いしましたっけ?」
「「「……」」」
「私は「互いに不干渉でいましょう」と伝えてきてください、と言いましたよね?」
「「「……」」」
「それが、法王国との国交樹立、、法王国への内政干渉……、どこで私の言葉がすり替わったんですか?」
「「「……」」」
お兄様たちはずっと黙っている……、お兄様たちの罪悪感とやらを都合よく使わせてもらおう。
「お兄様は交渉が上手だと思っていたんですけどね……、まあいいです、とりあえずやってしまったことは仕方ありません、法王国からその教皇の少女を連れて来てるんですよね?」
「……はい」
「お兄様達にはあとで最近の作品を試してもらうとして」
「作品!? 作品って何!?」
「そんなことはどうでもいいです、とりあえずその子に会ってみましょうか」
法王国について情報収集している段階では無と言っていいほど情報が出てこなかった教皇の少女が、今、自分の意志でここにきているというのだから、これ以上おもしろいことはない。
教皇の少女がいる部屋へと転移して軽く挨拶をする。
「こんにちは、プリンセス商会商会長、ヤミリシアです以後お見知りおきを……」
「わ……、私は法王国……教皇ろ……ローラ・カスティルでっ、です」
ローラと名乗ったその少女は初めて自分で行う対話や今現在の状況などによるストレスから何度も言葉が詰まりながらも無事自己紹介を終えた。
「あんまり緊張しないでください、こちらからあなたに何かをする意思はありませんよ」
そういうとローズは急に何かを決心したかのような表情を作り一言
「私の……私の代わりに教皇をしませんか!!」
そんなことを言われれば誰でも回答は一つだろう、当然のこと私だってそうだ……その回答はもちろん。
「はい?」
それ以外あるわけがない。
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もう少し技術が上がったらこの作品全部リメイクしたいな。
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