206話・戦場の経過(その時唯達は)

そろそろ引っ越しなんだ、それまでに終わらさないと失踪する気すらする……、さすがに超不定期投稿とはいえ失踪はやばいぞ……。

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 いつも収集班が6つのダンジョンから様々な素材を集め、生産班がその素材から商材を作り、経営班がその商材を世界中で売りだすルーチンをしている日常、その日は日常に一つだけ異常が存在した。


「レイエス様、侵入者は現在189層を攻略中です」


「ここへ侵入してから1時間、人数のわりに攻略速度が速いですね……

 バルドルフは?」


「バルドルフ様はすでに、最終階層に到達した際の侵入者の対処を準備しています」


 今は絢様の所有するダンジョン、このダンジョンには元々神が自らの力を回復させるために作ったものの、その入り口を誰も見つけられず絢様も開拓していないため、今日に至るまで、この6つのダンジョンは誰にも見つかることはなかった……、そのダンジョンが今日やっと見つかったのだ、しかしこれらはすでに絢様のものであり、既に攻略されることはこのダンジョンの役割ではない、その為、攻略を目的とするのならば侵入者は積極的に排除する。


「ご報告です!!

 既に侵入者たちは198階層に到達、進行速度から考慮して、猶予時間はあと30秒ほどかと……」


「すぐに準備します、を呼び出してください」


「はい!!」


 集めたのは、私を含めた絢様の直接の従者で戦闘をできないシルキーを抜いた18人、それを3人づつに分けて各ダンジョンの最下層に配置する、下手に人数を増やすよりも能力の高いものを少数精鋭として配置するほうが戦力としては高い、絢様と旧知の仲であるあの三人も戦力として期待はできますが、あの三人はどこにでも行ける戦力としておいたほうが都合がいい。


◆◇◆◇◆◇◆◇


 私たちがそれぞれのダンジョンの最下層に陣取っていたところ、その時は唐突に表れた。

 ダンジョン最下層を守る扉が大きな音を立てて開かれ、そこから侵入者たちが姿を現す……、そこに居たのは、数人の人間と、羽をはやした大量の鎧人形、ただ鎧人形のほうはそこまで問題はない、問題は数人の人間たち……、はあ、少し手間取りそうですね。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

しばらくこっちの話を書きます、上の戦いはそのあとで!!

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