205話・戦場の経過(ミィの場合)
昨日は休憩、今日から再び執筆です。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
私がここにきて10分、正直言って泣き出したい、一人辛い、早くだれかと合流したい……、特に私の『普通』を知ってるキリィーか絢と合流したい……、もうこっちは終わったしいっていいよね……。
「誰だ、貴様は……」
はあ、早く終わらせたいのに……
そこに居たのは、黒いフードを深々と被った誰か、その誰かは私のほうへゆっくりとその手を向け……、目があるはずの場所から光の線を出した……
「……!?」
避けた……避けたものの、あの状態からああやって攻撃してくることがあるなんて……。
そんなことを考えていたせいで、次の行動を見るのが遅れてしまった、いつの間にかその態勢のまま私の真後ろに出現し、その手からは真っ黒な光が発された。
「なんでこんなの相手にしないといけないの……」
転移で無理やり避けたものの、さっきの黒い光線が通った場所はまるで磨かれたかのようにきれいな穴が開いていた。
「もうヤダ……」
私からは雷を降らし、炎を巻き込んだ竜巻をいくつも引き起こし、そこに津波を引き起こす、しかし、それは障壁によって防がれ、何もなかったかのように避けられ、むしろ、元からそこにあった足場のように使って高速で私を追いかけてくる。
「雷とか水を足場にするってどうなってるの!!
……なんか喋ってよ!!」
「……、」
何あれ!!何であれ何にも喋らないの?怖いんだけど!!
遠距離が効果がないせいで、あんまり得意じゃない近距離で戦わないといけなくなった分より辞めたくなった……、簡単に終わると思ったから来たのに……。
近接戦、最初の攻撃は互いの打撃になった、私は魔力による身体強化は使えるが、魔素だけを使った身体強化や技術は扱えない、絢の授業で何度か練習はさせられたものの、使おうとするたびに体の節々が痛くなるせいで、習得できていない、絢の話では魔法とは別で倍率が計算されるらしい、絢は強くなりすぎるとかであんまり使ってないらしいけど、使えるようになったらとても楽だとは思う、ちなみにキリィーに聞いてもあんまりいい話は聞けなかった。
その誰かは掌打で私は正拳付きでその衝撃は私たちを通り抜け、互いの後ろに大きな被害を出し、私の腕から血が噴き出す。
勝てるかな……。
◆◇◆◇◆◇◆◇
「どこも予想以上に苦戦しているようですね……、ねえ、
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
次回は(絢の場合)じゃなく、(その時唯達は)になります。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます