最大戦争
201話・騒動の始まり
まだまだそろえた伏線も残っているし、あともうちょっとだけ続くんじゃ
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「我の招集に直ぐに応じ集まってもらったこと感謝する。
今日、神と呼ばれる者たちの中でも特に戦力の高いお前たちに集まってもらったのは、近頃神界で問題になっている件についてだ」
ここに集まっているのは私を含めて30名ほど、この面々が集められた理由は近頃天使たちの神という制度への不満、それによって神への攻撃が発生したからです。
「今朝、残念ながら、農耕神が天使の集団に襲撃された……
それにより、これから現体制の反対派の殲滅を行う」
それにしても、あの神王様も、こういう公の場所ではしっかりとしていますね、さすがにちゃんとしています。
「早速だが、今回の作戦はすでに決まっている……、創造神、時空神、魔法神、そして私の計4人によって全拠点を同時に攻撃する、その後、全線力で残党を借りつくす。
決行は明日だ、今日はしっかりと休養を取ってくれ」
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会議の後、私とキリィー、神王様と魔法神の4人で一斉攻撃の会議を行う。
「まあ、とりあえず、互いに所見の子もいるし、絢君とミリー君には挨拶をしてもらおうか」
「では私から……、先日創造神にならせていただきました『姫宮 絢』改め、『ヤミリシア』と申します」
「これはご丁寧に、私は魔法神の地位を承っております、ミリーと言います」
「「……おしまい!?」」
「時間がないんですこれ以上は無駄になります」
「名前と何者かさえわかれば今は十分でしょう」
「二人とても気が合いそうだとは思ったけど、思った通りだったよ」
キリィーは何故かやれやれといった表情でそんなことを言う。
「まあ、君たちがそれでいいなら良いや、会議をしよう」
何とかキリィーが話を修正して、元の話に戻した……もう遅いような気もしなくはないですが。
「会議といっても、私たち4人で第一撃を務める、それ以外のことがあるんですか?」
「いやいや、敵拠点の場所とか……」
「「全て頭に入ってますよ」」
「……ぇぇ~、攻撃のタイミングとか……」
「「貴方達に合わせます」」
「……、誰がどこを攻撃するかとか……」
「「全員ですべての拠点を攻撃したほうがいいでしょう」」
もう、やることはなくなったようだ。
「終わったよ、終わっちゃったよ、っていうかなんで君たちそんなに息合ってるの!?」
「「……さあ?」」
そして会議が終わった私たちは、なぜか翌日まで酒飲みをすることになったのだった。
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実は、結構わかりやすい終わりだったりする。
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