193話・殺しても死なせません
最後のほうをスマホで書いてみようとはしたんだが、どうにも使いにくい……
スマホで書いてる人っているのかな……、いたら本当にすごいと思うよ。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
2つ目の試練は終了までに500時間もかかってしまいました、今は魔術をかけなおし、外での時間は合計で2分ほどに抑えていますが……、今頃は4つ目まで行っている予定だったのですが、仕方ないですね、改めて予定を立て直しましょう。
「さて、休憩も終わりましたし、今から3つ目を開始しましょう」
「み、……3つ目の内容は……?」
「3つ目の内容の前に、いままで私が使っていた攻撃について解説します」
「え……なんでいま……」
「とりあえず聞いてください。
先ほど使っていた私の攻撃は大きく分けて二つ、正直に言って二つ目は覚えなくてもいいですが、一つ目に関してはしっかりと覚えてください。
一つ目の技、これに名前を付けるとすれば《過剰回復》といったところです、簡単な話、その人間の許容量以上を回復させることで内から破壊する技です、厳密にいえば攻撃でもないので防御もされにくいのでそれなりに使いやすい技になります」
「……二つ目は?」
「二つ目を言葉でいうのなら『触ったから破裂した』これを実現させる技……というより魔法です、これを応用すると何もしていなくても周囲の存在を切ることができるようになりますが、それなりに難しい上にめんどくさいので、やりたかったら自分で練習してください……」
ここで、唯の脳が容量過多を起こしたようで、唯の頭からは目に見えて煙が立っていた。
「ここで難しいと言っているようではここから先の進捗が怪しくなりますよ……と、言いましたが、ここから先は感覚型のほうが有利ですが」
「……っはッッ、絢様、それで、魔法を使えるようにと言ってもいったい何をすれば……」
「それを今から教えますので、少し待っていただけますか?」
「はい!!」
「元気なのはいいことです
それで、ひとえに《過剰回復》といっても方法は二つ存在します、一つ目は肉体を回復する方法、これは無傷の相手にするのならば百発百中ですが、怪我人に行った場合分量を間違えればただの回復になってしまいます、二つ目は魔力を回復させる方法、こちらは、確実性は低いですが、対象の魔力出力を超えた魔力を流せれば簡単に魔法を出せなくさせられます。
一つ実践してみましょう、先生」
「え……、何ですか?」
「来てください」
「は……い……」
なぜか先生が生まれた小鹿のように足が震えている、どこにそんな恐怖があるのだろうか……。
「大丈夫ですよ、痛覚は消しますし、今回は死ぬことはありませんから、さあ、手を出してください」
「は……はい、」
先生に出してもらった手を握り、先生の痛覚を遮断、そのあと先生の体に先生の致死限界まで魔力を流す。
「これで終わりです、試しに魔法を発動してみてください」
「はい、……、……!!
魔力が……出ない?」
「魔法そのものは魔力です、空気中の魔力を利用して魔法を発動しようにも、自分の中にある魔力を出す道が閉ざされてしまえばそれすらできません、要するに、この技は相手の攻撃方法をつぶす技です、身体強化も閉ざされるため『自分は魔法を使っていない』なんて思ってる子には特に有効です。
さて、ここまで理解できればあとは感覚の話になります、3つ目の試練内容です、私の攻撃をよけなくてもいいので連続一時間以内に私に10
大丈夫ですよ、安心してください、貴方達は私が殺したとしても、絶対に死なせません、絶対に……絶対に。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
自覚のないヤンデレは怖いよね……
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます