111話・大会本線、第1・2試合

武器の種類ってどれだけあります?

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 あの後、3日かけて、予選を終わらし、いよいよ今日1日かけて大会の本戦が始まる、ちなみに私が壊してしまった人間大のゴーレムはしっかりと修理したうえで、そのノウハウはもらってきた。今度作ってみよう。


 今から始めるのは全7試合の専用の闘技場でするトーナメント、その前にそれぞれの機体が紹介されるが、どれも表面的な情報だけ、でも解説の人の説明が少し面白かった、各機体の説明が終わると、私達は機体を連れて、いったん闘技場から出る。


 一旦機体を倉庫において試合を見に行く、初戦は、アイシャが乗る前と同じような竜人のような姿のゴーレムと南の大陸の魔王エリデ……が作った、メイド服を着た人間大のゴーレム、本人は自分で戦ったとき、相手のゴーレムを壊すのが怖くて、自分では戦えないそうだ。

 2機のゴーレムがある程度の距離を取って向き合い、少し張り詰めた空気が会場を包む、その空気を試合開始の合図が切り裂す、合図と同時に、2機のゴーレムは同時に魔法を放ち、2機の中間で衝撃が発生する、受ける反動が小さかったのか、エリデのゴーレムが先に動き始める、その手にはどこから取り出したのか、斧のようなもの、いや、矛……ハルバードだ一番近いだろうか、その武器を上から振り下ろし、アイシャのゴーレムはそれを腕で防御する、甲高い音が鳴るが特に傷はついていない、防御に使った腕を大きく振ると、エリデのゴーレムは軽やかに地面に着地した。

 互いに急接近し激突する、ただ、流石に力に大きな差が無ければ、大きさの差を超えられるわけがなく、エリデのゴーレムは壁に飛ばされてしまった、煙が立ち込め、なかなか出てこない、暫くして煙が晴れると、四肢が人間ではありえない方向に曲がっていた、エリデは関節の可動域を人間と同じに設定していたのか、全く動かない、それを確認して、アイシャの勝利が宣言され、エリデがゴーレムの回収に走った。


「ジュリア!だいじょうぶ!!」


 あの子名前があったのか……2戦目はどちらが勝っても私と戦うことはなさそうなので見ずに私が出場する3戦目の準備に行く、なかなか盛り上がっているようだが、どうせ5回戦でアイシャが勝つだろう、私は自分の試合に勝つことを考えよう、暫く待っていると、第二廻船が終わった音が聞こえ、私はゴーレムに乗り込んで闘技場に向かう、運営には銀の戦機と伝えたが、いまだにこの機体の名前がない、どうしようか……。

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次回絢ちゃんが戦うのは大量に武器を持つ武器お化けです。

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