112話・自分の戦いと次の戦い

きずかぬ間にカクヨムのみで、PV数1.5万回突破してました、皆さんご愛読ありがとうございます。

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 会場に出ると、向こうから私の対戦相手が出てくる、人間大のゴーレム、奥の通路の所にはドゥランテがいた、確かあそこは武器や魔法が優れていたはず……、あまり他の日との戦いは見ていなかったがどんな攻撃をしてくるのか……とても楽しみだ。


 私と、ドゥランテのゴーレムが闘技場の定位置に着く、ドゥランテのゴーレムは、少年のような姿をして、大量のポケットと、両手に穴が開いている、確か名前は「アームズ」だったか……、司会の人が開始の宣言をする、その宣言とほぼ同時、「アームズ」は私に向かって一気に突進する、手元はうまく隠していて見えない、何か武器を持っているのだろうか……少しだけ増幅炉の出力を増やし、機体全体に魔力を行きわたらせ、攻撃を受ける、左脚部から大きな金属音と衝撃が広がり、攻撃された所には高温の炎が燃え盛っている、「アームズ」の手には何かは物が握られていた。


「ナイフ……それ何処から取り出したの?」


 どこから取り出したのかその手にはナイフを持っていた、魔方陣を空中で発動させ光線で攻撃すると、「アームズ」はナイフを捨てて、またどこからか武器を取り出した、バルディッシュに当たる武器だろうか、何か寸前で上に投げた気がするが、気にしない方が面白そうなので気にしないことにした、何を思ったのか「アームズ」は武器を大きく振りかぶり、こちらに一気に突っ込んでくる、大振りの攻撃は障壁で防御する、防御した瞬間に次の武器にに持ち替える、何処から武器を出しているのかと思ったら、ポケットや両手の穴などから武器を取り出していた、あんなこともできるのか……次出ることがあったらあれを作ろう、暫く攻撃を防ぎ続け、そろそろ攻撃に出ようかと思っていたころ、大きな振動と共に何かが降る音が聞こえる、上を見ると、隕石のような何かが落下してきていた。


「先ほど投げていたのはこれですか!」


 落下しているのは槍、何重にも重化と槍先への重力操作の魔法が刻まれている、避ける?、いや、この機体の硬度チェックに十分な威力だ、受けない手はない、着弾まであとどのくらい猶予があるだろうか……全力で着弾地点を導きだし、その場所に指を立てる、次の一瞬で指を置いた場所ちょうどの着弾、地面が割れ砂ぼこりが舞う、出来るだけ観客席迄衝撃を出さないように3重の障壁を張り、地面ごと切り離す、大丈夫だ、私が設計した物、耐えられない訳はない、数刻の後、込められた魔力が無くなったのか、槍はその力を失い、「カラン」と乾いた音を立てて地面に落ちる、障壁を解き砂埃を払う。


「まだできてなかった実験手伝ってくれてありがと、代わりに少し手加減してあげる」


 最高速で「アームズ」に近づき、右手を突き出し親指と中指に力を入れる、所謂デコピンという物である、「アームズ」は次の武器を取り出そうとするが……遅い、私のデコピンの方が早く入りそのまま「アームズ」は選手入場口の方まで飛んで行った、確か、闘技場外の物や人に触れると場外になったはずだ。


「「アームズ」場外!!」


 そのまま私の試合は終わり、私は反対の出口から闘技場を後にする。

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さーて、名前を決めないといけないのに決まってない物がたくさんあるぞ、どうしようか……

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