106話・従者15人対主人1人ー5
主人VS従者って、「従者が手加減して勝てない」みたいのもありますが、一応、これは従者側は本気でやってます、主人は手加減してますが。
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・sideバルドルフ&エレナ
「貴方と合流できたのは幸運ですね」
「はい、私もそう思っています」
私は、絢様が発する大量の光線を迎撃しながら、何とか合流、今も迎撃を続けながら、絢様の場所を探知を試みる、正直「あれ」の機動力は異常だ、絢様が呼び出した光の悪魔ですら追いつけるかは分からない、探知できればいいほうだ、九尾は探知や罠などがと黄な種族だ、もう2、3人と合流しておきたかったが、流石にそれは欲張りすぎか……エレナに探知を任せ、私は光線を迎撃していく、暫くすると、急に光線の数が減る、それと同時にエレナから声が入る。
「下から来ます!!」
その声を聴いた直後に足元全てを守るようにして障壁を張る、私も含め、竜種は自分がお宝と思うものを集め、自分の巣に保管する、その為、巣には厳重に障壁を張り巡らし常に防御を磨いている、全ての種族の中で、一番防御に優れていると言っていい、私なら一方向に特化させれば、防御できない物はほとんどない、そして私の予想通り、私の障壁は少しのひびが入っただけで攻撃を止めた、その直後、エレナが拘束魔法を発動し、私が一撃を加える……そのはずだったが、エレナの魔法で拘束できていないところから何かがせり上がった。
「即興にしてはとてもいいチームワークでしたね」
その後、私達の視界は白一色に埋め尽くされた。
・sideレイエス&アペティート
光線の密度がどんどん濃くなる、始めは見える範囲の半分くらいだったが、今は9割以上が光線で占められている、今は何とかアペティートと合流し、互いに液体の魔法で作った球体と武器で光線を防ぐ、それが、突然視界を埋め尽くしていた光線が消えた、その代わり、あのゴーレムが、右手に武器を持って現れた、私とアペティートと互いにうなずき合い、球体を解除して、武器をどんな操作でもできるように全魔力込め、二人で同時に動き出す、目の前にゴーレムは、腕の身を動かしただけで受け止める、そんなことは私達も織り込みずみ、そこから武器の形状触手状に変化させる、その形状を利用して、関節や装甲の隙間などに潜り込ませる、それでどうにか壊せるはずだった、装甲は外からの攻撃には強くても中からは弱い物だ、しかし、この装甲は……
「中も……」
「固い!!」
「試してくれて、ありがと」
攻撃は通らず、装甲から私達の武器を通り大量の電撃が流れ、そのまま私達の体は落ちて行った。
・sideホナー&エスティーム
何とかエスティームと合流できた、風の球体とは考えたものね、私と合流できた後すぐに展開するなんて、さっきから威力が上がった光線も多くなってきた、エスティームは弱めの光線を、私は強い光線を担当して防衛する……おかしい、どんどん威力が上がってる、他の戦いはどうなってるの?……強い、光線が強すぎる、今までの光線の強さより明らかにおかしい。
「エスティーム、一旦この魔法を切って!!」
「!!」
私が話しかけたことで、 エスティームもその意図にきずいたのか、壁で受け止めるのから、弾で迎撃する方法に変えた、そうして見えた物は、片手に高圧の魔力を構えた、ゴーレムの姿だった。
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次回、この戦いの後日談と、新しい授業の開始
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