102話・従者15人対主人1人ー1
F5を押すたびに毎回思う、書いている途中に保存を忘れて再読み込みをすると書いている内容が消えるから一気にテンションが落ちる。
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あの後、ずっと若い子達からのお願いがあまりに多すぎるため、専用に新たに体を3つ作って7つの体で仕事を回していた、しかし、そろそろゴーレム大会まであと3日にまで迫っている、あれから何度も改良を加えているせいで、実際どんな挙動をするか分からない、大会に向けて一度くらいは試験起動をしたい、出来れば戦闘試験もしておきたい……、となると、その相手は彼らがいいだろう、という事で、私はうまいことスケジュールを調整し、彼ら15人の調整をして、城から遠い場所に呼び出した。
「皆さん集まって頂いてありがとうございます、今日やってもらう事ですが……ゴーレムに乗った私と全員で戦ってもらいます!!」
「「は!?」」
「何か問題がありますか?」
「いやいやお嬢、俺たちだってあんたの元についた時より何倍も強くなってる、いくらお嬢でも全員と相手すればただじゃすまねーだろ」
「それを確かめるための戦闘試験です」
何故かグリードの口調が完全に元に戻り、その後ろでバルドルフが怒りしか籠っていない笑顔を浮かべている、まあそれは良くて、特に誰も疑問はないみたいなので、私のゴーレムのお披露目をする。
「まあ、無理かどうかは見てから決めてください、これが私のゴーレムです!!」
その言葉と同時に、何かが上空から隕石のような見た目で飛来し、地面すれすれ直立状態で停止した、その見た目は、白銀のドレスを着た、白い少女、と言ってもこれしかデザインが思いつかなかっただけなのだが……、「どうですか?」と質問すると、返答は2つに分かれた、片方は女性陣の「かわいい~」という声、もう一つは男性陣からの「やばい」という声である、まあ気に留めるほど重要な意見もないみたいなので、機体に乗り込み「じゃあそろそろ始めますね」とだけ声をかけ、魔力増幅炉を稼働させる。
開戦の合図は唐突だった、魔力増幅炉の回転数を少しずつ増やしていくつもりが、加減を間違えてしまい、魔力が記入した魔法式の方に流れてしまった。
「あっ!!」
「「!!??」」
まず、極大の爆発が発生し、その直後ゴーレムの周囲に円形の障壁が発生した、魔力反応のみで観測するが、全員まだ無事の様だが、爆発の衝撃で遠距離に飛ばしてしまっていた、仕方ないので、まずは遠距離攻撃から試すことにする、発動する魔法は、各一次属性を《圧縮集中》《誘導》の2つを付与して放つ物、これだけで即席の高威力誘導弾になる、更にそこに《連射》も加えて、同時に千発くらい発生させて連射する、次々と魔法が誘導されて15人の居場所を知らせる、それぞれめんどくさい物から各個撃破するために、地面を踏みこみ、攻撃に行く。
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誤字や脱字などの指摘ありがとうございます。
次回から各視点でのVS絢ちゃんです、正直言って面白いか、面白くないかはわかりません。
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