66話・エルフと精霊の村へ
エルフと精霊って結び付けがちですよね。
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一昨日に購入した奴隷たちはこの学校の教育場の子供達と戯れている、彼らは私達の中に純粋な人間がいないと知ると少しだけ態度が軟化した、奴隷の中でも子供たちは教育上の子達とは打ち解けたようだ、もう全員のそして私はエルフの女性に呼ばれていた、まあ、この世界の亜人に対する人間の対応を見れば、大体の話は分かる、エルフの人に割り当てた部屋に前に立ち軽くノックをし、部屋に入る部屋の中にはエルフの女の人と一緒に精霊の人もいた。
「ご足労ありがとうございます」
「いえ、大丈夫ですよ、それで私に用というのは?」
「「どうかお願いします、この大陸の私達の種族を保護をしてください」」
「私達の最初の態度がとても失礼なものだったということもわかっています、しかしこのままでは私達は全滅してしまいます、どうかお願いします」
「何を勘違いしているのかはわかりませんが、種族の保護自体は大丈夫ですよ、ですが無償ではしません……」
私の言葉を聞き二人はごくりと喉を鳴らす。
「しっかりと働いてもらいます、これから店舗を増やす予定があるので、そこでの従業員になってもらいますがいいですね」
二人の顔は明らかに明るくなった、一体どんな条件を言われると思ったのだろうか、私がそんな非人道的な事を言う訳ないのだが。
「もう今日中に終わらせたいので行きましょう、バルドルフを呼んできますので少し待ってください」
「私ならばここに」
「……え、……あ、バルドルフですか、いつからいたんですか?」
「ヤミリシア様がお呼びになられたころからですね」
「そ……そうなんですか、まあ、一応全員揃いましたし、それで、エルフと精霊どちらの方が近いのですか?」
「それはおそらく同じかと?」
その後バルドルフに、エルフと精霊の関係を簡単に説明してもらった、どうやらエルフは普通の魔法を行使することはあまりなく、その代わり、精霊と協力する精霊魔法というものを扱うそうだ、エルフは精霊の住む森を守り、精霊はその手伝いをする、という関係らしく、この二種族は同じ場所に住んでいるらしい。
二人に場所を聞くと、なんとそこは、アヂーン王国と帝国の間の森だった、そう言えば、王国の書物にも、そんなことが書かれていたものがあった気がする、エルフたちの集団は村の規模で、幻影魔法で常に隠しているため、村の事を良く知る人物でないとわかりにくいらしい、その情報を聞いた私は、魔力の感覚がするギリギリ手前に転移をする、そこからは、私達は二人の後をついていく、三十分ほど二人の後について森を進んだところで、かなり大きめの村、エルフたちの村についたのだった。
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ここ考えるのが一番時間を食ってるんだ
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