48話・魔石で実験

魔石って、書く人や作品によって全く設定が違うので面白いですよね

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 職員教育が始まり一日目、私はハーフルトの冒険者ギルドに来ていた、ハーフルトのダンジョンに入るためだ、そのダンジョンの表層では鉱石が良く採れるが、もう少し深く潜ると属性が付与されていない魔石が採れるらしいのだ。

 属性が付与された魔石は、特定の属性をたれ流したり、魔石を通った魔力の属性を変化させたりする、しかし、属性が付与されていない魔石は、一時的に魔力をためたり、魔石から魔石に魔力を移したり、魔力を増幅させたりなどと言ったことが出来る、しかし属性が付与されていない魔石はダンジョンでしか取れず、取れるダンジョンも少ない、その上高難易度のダンジョンにあり、中々数を用意するのが難しいのだ。

 私は、理解さえすればダンジョンやスキルで養殖することが出来る、その為、魔石狩りのついでに、ダンジョン関連の依頼を3、4個ほど受けていこうと思ったのだのだが、ダンジョン関連のAランク依頼というのは中々無いモノで、私は依頼0でダンジョンに潜ることになった。


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 ダンジョンに潜り始めてから10分目的のものはほとんど見つけたのだが、出来ればもう少し大きなものを見つけたい、私より大きいくらいの大きさの物を見つけたい、最近気付いたのだが、あの神知識欲以外の全ての欲を消したなどと言っていたが、知識欲を介して他の欲が刺激されている気がする、今だって魔石の事が知りたいがために、も少し大きい物が欲しいと思っている。

 そんな発見があった後、目的の約5倍の大きさの魔石を見つけ、そのまま、空間魔法で収納し、帰還する。


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 地上に戻ると、クラウストさんに呼び止められた、五日後に皇帝がこの街に来るらしい、私に会いに来るらしく絶対にいてくれとのことだ、一応頭の片隅においておいた。


 そのまま私は城に帰り、魔石の解析をする、他の属性の魔石は全て目的が達成できるだけの分量が手元にあったため、十分解析と研究ができる、そして色々試したりした結果、全ての魔石が私のダンジョンで養殖できるようになり、魔力増幅器や魔力生成器など色々な魔石を使用した装置が完成した、いざとなれば量産をすることも可能である。

 暇つぶしが終わってしまった、バルドルフに今後の予定が少し変わったことを伝えないと、後はどうしよか……。

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唯さんたちと合流するまでにどれだけ技術が進むのでしょうか

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