48話・皇帝との会合

最近クオリティーが落ちてきていると考える今日この頃

_________________________________

 バルドルフに色々と伝え、五日後を待つ、その間エリクサーのような効果の持ったポーションや、一定のレベルの魔剣の安定生産方法など、色々な商品や技術を作り出したが、結果暇つぶしは3日しか持たなかったので、最後の一日は購入した土地とその周辺の視察を行い建設する施設を決定していった、そして五日後に、バルドルフとジズを連れて再びハーフルトの町へと向かう、一応冒険者ギルドに行くとすでに皇帝は到着していたようで馬車がギルドの前に止まっていた。

 二人を連れてギルドに入ると、直ぐにクラウストにつかまり奥の応接室へ連れていかれた、応接室に連れていかれるまでの間色々と文句を言われた。


「急に何なんですか?」


「今日だって言ったよな」


「はいそうですね、だから来たじゃないですか」


「今を何時だと思ってる」


「昼ですね、真昼間です」


「何でそんなに落ち着いているんだ、相手は皇帝だぞ……」


「そうですね、特に問題はありませんが」


「本当に何者なんだお前は……」


「それは話しましたでしょう」


 そうやってクラウストさんと言い合っている間に応接室についた。

 応接室の中にはおそらく皇帝だろう人が椅子に座っており、その後ろに騎士が二人立っていた。


「「……」」


 私の方に嫌悪のような視線を一瞬向けてきたが、一切文句を言わない、実力はともかく騎士としては一流だ、クラウストさんがすみませんとかいろいろ言ってそのまま出て行ってしまった、私は皇帝の前に座りバルドルフとジズは騎士と同じように私の後ろで立っている、そして互いが揃ったことで話が始まった。


「で、私の用があるのでしょう?」


「ああ、そうだ、最近お前がこの街にきて此処のギルド長を負かし、市場を破壊、商業ギルドの信頼も得ている……、お前の目的は何だ?」


「まあ、それを語るのもいいのですが、回答次第では私を暗殺しようと思っているのであれば無駄ですよ、貴方の後ろに魔導士が1人、私の後ろの部屋に3人、窓の外に2人唯一の出入り口である扉の外に3人どらも私達に傷をつけるにも至りませんから」


「……っ、バレているようだぞ爺や」


「ふぉっふぉっふぉ、まさかそこまでバレているとは思わなんだわい」


「では話しますね……」


 そのまま私の目的を話していく、王国とのこと、私の陣営の事、私の所有物について、途中何度か私の会話に口を挟もうとするが、後ろのバルドルフとジズのの気迫で何度も黙らされていた、彼らの質問が許されたのは私がすべてを語り終えたころだった。


「それで、お……貴方は無実の罪を着せられたため、王国への復讐を企てており、その過程で神話のダンジョンを全て攻略し、商会を立ち上げた……と」


 皇帝さんがバルドルフからの圧で私の呼び方を変えてしまった、別にいいんだけど。


「そうですね、私の物を差し出せとか言われない限りは、協力はしますよ、戦争に加担しろ、と言われれば、してもいいですし、私達に対する『敵対行為』さえしなければどうでもいいですよ」


 その後、恐らく彼が持ちうる全ての手を使って私を引き込もうとしたが、そのどれも私にとって魅力的なものはなく、一切その行為が功を制することはなかったのだった、結果、皇帝のみが私の城に自由に飛べる魔方陣を私、私はいつでも皇帝に会えるという条件で終わった、此処できずいたのだが、私は意外とこの皇帝が気に入ったのだろう、まあ、だから何だという話なのだが。

_________________________________

次回は1ヶ月後、職員教育完了後です

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る