47話・職員教育後半
最高の商売とは、最高の接客から生まれるものである、っていう言葉をどこかで聞いた気がする。
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6人の才能別に2人3組に分け、経営方法からお客様の対応、魔物の素材の剥ぎ取り方から植物の育て方、鍛冶や醸造、魔道具の作り方など、それぞれを覚えてもらった、彼らにこれからの予定を説明する。
彼ら6人にはには今日から一ヶ月で32万人を経営班、素材収集班、商品作成班の三つの班に分けて教育をしてもらおうと思っている、素材収集班だけではなく経営班にも戦闘を磨いてもらおうと思っているので、この2つの班は忙しくなるだろうが、自分の身を守るためには大事なことだ、頑張ってもらいたい。
そのまま、グリード達6人には早めに上の城の部分で待っていてもらって、私は、レイエス達に、眷属達を連れてきてもらう、今日から1週間はあのお屋敷の店はお休みである、バルドルフ達9人を連れてきて魔力上げを手伝ってもらおうと思い、彼らに声をかけていたら、シルキーもついてきてくれた、今も家の方が好きだからいてくれるのかと思ったら、いつの間にか私の方が好きになってくれていたようだ。
眷属達が、全員そろい、私はレイエスがいつの間にか用意してくれた朝礼台のような場所に上り、そこにいた全員に宣言をする。
「私が紹介を作った理由は、知っているかもしれませんが、とある王国へ復讐をするためです、しかし、その為に用意したとしても、商会に入る方は全て私の家族と同じです、貴方達が私のもとに入るのなら、貴方達を傷つけることを私が許しません、お客様には最大限に配慮しなくてはいけません、たとえうちの商会の悪評を回されても、私達は笑顔で対応しなければなりません……、しかし、貴方達の悪評は別です、商会から追い出して出禁にすることを許可します、攻撃をされた場合は反撃をしなさい、商会の中では私達が、貴方達がルールです、失礼な客は追い出し、それ以外の客を丁重にお相手しましょう……、これで終わります」
集団がざわつく、それはそうだろう、いきなりあのようなことを言われたのだから、しかしあれは私の本心だ、そのあとレイエスが今後の予定を伝える、あの人戦闘以外の仕事もできたんですね、そのまま私の才能検査を行い、それぞれの班に分けていく、3つのどれかに偏ったらどうしようかと思ったが、どうにか人数は均等になったようだ、それからすぐ、商品作成班は醸造チームと鍛冶チームに分け午前と午後で交互に練習しているようだ、素材収集班は私が用意した転移陣でどこかのダンジョンに行き表層で魔物狩りをしているそうだ、経営班は午前は接客対応の練習を、午後は数学や語学などをを学んでいるようだ、いい感じに進んでいる、このペースなら1ヶ月もすれば通用するようになるだろう。
こうして職員教育が始まった。
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現実ではやり返したらダメなんですけどね
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