天国の花嫁

最上司叉

第1話

ある日のこと私の好きな人が殺された。家の揉め事に巻き込まれてしまったのだ。もう涙もでない。私の好きな人は末期ガンで余命3ヶ月だった。私は相手を殺すと決めた。私は機会を待った。剣の腕を磨きながら。数ヶ月が立った頃不意に機会は訪れた。父とその相手が戦争をするのだ。戦争とは少し大げさだが家同士の揉め事だ。どちらが強いか決めるらしい。正直どうでも良いがその日がチャンスだ。数日後その日が来た。私は数人のお付きの者と一緒に相手の家へ向った。形見の剣を持ちながら。相手の家はほとんど人が居なく侵入するのは簡単だった。何人か相手をしながら奥へ進む。そこにある男が現れた。お転婆なお嬢さんだと言いながら向って来た。すると私のお付きの者が自分たちに任せて行きなさいと。私はなんとか男の攻撃を躱しながらさらに奥へと向って走り出した。そこには部屋があり行き止まりだ。扉を開けた次の瞬間銃声が響き渡った。私には運良く当たらなかった。そこには憎い相手が居る。私は何故あの人を殺したか問だ出すと相手は殺すのは誰でも良かったと笑いながら言った。涙と怒りがこみ上げる私は構えた。勝負は一瞬だった。私の勝ちだそう思ったら後ろから刺されていた。親父を殺したなと男が怒りながら。私は身を翻し構えた。勝てない。そう思ったが諦めるわけにはいかない。私は血を流しながら床に倒れていた。私は負けた。天国で好きな人に会いたいと願いながら瞼を閉じた。数日後私の葬儀が行われていた。私は好きな人と一緒に居られてとても幸せだった。

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天国の花嫁 最上司叉 @moemee

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