第二章 そもそも悪役令嬢は人を見下すオーラが漂ってないか?

破滅フラグを折りまくってでも自分は生き残って見せる――!


これって「自分の事しか考えてない」証拠何だ。


そして相手はどんな手段で使ってでも破滅エンドを回避する道具って意味でしかない。


だから全部の作品とは言わない。でもかなりの作品でなんか人を見下すような令嬢様ばかりではないか。


婚約破棄した瞬間高飛車になる態度がまさにあれが本性なんだ。


そして自分にまざあした王子をとことん追い詰める。つまり本来自分が食らう破滅エンドを婚約破棄した王子にそっくりそのまんまお返ししてるんだ。


で、終わりか? そんなわけねえよな。


男の根性見せたれ。国を追われた亡国王子の復活劇が書けるじゃないか。


「ざまぁ返し」


そして破滅フラグ再設定物語


とする。


って事はだ、王子様にちゃんと手を差し伸べる人望のある王子様じゃないと駄目だよな。


何? 王子様の攻撃力も防御力も弱い? そのためにチートスキルとチートアイテムがあるんじゃん!


そして「正ヒロイン」を王子、つまり作者のアバターが見つけるんだ。


どんなヒロインがいいかは作者の好みだな。平民の努力家女性でもいい。貴族だけど小貴族で苦労してる人でもいい。心に傷を負った女性でもいい。必死に教会に毎日に祈ってる貴族令嬢でもいい。とにかくまとな女を探すんだ。

でも女性はハーレムとか性的過激描写が嫌いなんだからそれは絶対にやめろよ。


ここ一番重要、最重要だからな。


でだ。最後はラスボス悪役令嬢にも手を差し伸べるんだ。


ここが悪役令嬢との決定的な差だ。人格の差とも言ってよい。


報復と報復の応酬は「修羅場」となって修羅道にまっしぐらだ。だから、悪をも許すんだ。最後はな。お前は修羅道じゃなくて人間の道を歩め。

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