家
朝起きて、トイレをする。
出したものも汚れも
頑張れば案外サバイバルも出来るみたいだ。
……
そう言えば虫に刺される事がない。
虫はあまり得意じゃなっかたはずだが。
精神安定のせいか今は特に苦手じゃない。
思考に耽るのをやめて、今日も拠点を整備する。
早く家を作らなければ。
さっき気がついたが、今の季節がわからない。
直感的には夏なんだが、冬が来る前に作る必要があるだろう。
食糧庫と家がなければ餓死か凍死まっしぐらである。
……
魔が刺して大蛇の脱皮した皮を加工する。
…このぬめぬめも素材として使えるみたいだから、ガラス瓶を作ったら大蛇に貰おう。
簡易寝袋の完成である。
皮自体が持っていた保温効果も錬金術の
完璧だ…
ふふっ
あまりの出来に思わず笑ってしまう。
……
其の儘の勢いでつい蛇皮のソファーも作ってしまった。
如何しよう。
なんか木に
蛇皮にも軽く
渋い茶色の皮がまた良い味を出してると思う。
……
流石にそろそろ家を作ろう。
このまま家具ばっかり作ってるのは色々とまずい。
と言うか、家具を置く為に家が欲しい。
本末転倒である。
反省反省。
無心で木を加工する。
余計な事を考えると、どんどん横道に逸れていく。
黙々と木を加工していると、後ろから何かに肩を触れられる。
何で毎回後ろから来るんだ?
くだらない事に首を捻ってないで後ろを向く事にする。
スライムがいた。
いや、これ、スライムでいいのか。
俺の予想してたスライムの数倍でかいんだけど。
俺の身長くらいある。
体はどこか透き通った赤いジェルだ。
探してみたがよく創作で見る核は見つからない。
直感曰くやはり勝てないらしい。
…契約する。
スライムも挨拶に来てくれたらしく。
お土産にスライムジェルを分けてくれた。
慌てて即興で作った蛇皮と木で出来た水筒に入れる。
このジェルも色々と使える素材らしい。
遠い目をしながらスライムの帰りを見送った。
今日はもう寝よう。
ソファーと寝袋どっちにするか迷って、折角なので寝袋にした。
ベットも作れば良かったかもしれない。
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