第7話 ふりかえってからの雲母
こんばんは。
第6話を読んでいただいた、時間セレブのみなさんは覚えていらっしゃる
ことでしょう。
あーちゃん様がこの日報を知っていることを……。
下僕は、嬉しかったんです。
執筆を始めて間もない下僕にとって、当初の設定のようなキャラじゃなくなってゆく
ヒロイン。
ままならない展開。
だから、下僕は脱稿するまでこうしたプラットホームに掲載できない病に
かかっていました。
第1話にも書きましたが、こうした執筆のストレスは、執筆でと思い立ち、
書き始めたらアラ不思議、思いがけず予想以上に読んでいただけたのです。
だから、下僕はうれしくて、おネコ様たちに読んで聞かせました。
かれらが、日本語はおろか、人間を知り尽くしている存在だと失念していました。
今日、あーちゃん様は、わたしの見ている前で、いつものように
雲母献上台専用トイレにはいり、振り返って、雲母をなさいました!!!
そうです!
今まで、一度もそんなことしたことないじゃァありませんか!
あー様!!
なんの心境の変化ですか!?
ネコっぽくなられて!?
嗚呼、日報のせいですか!?
プルプルとお尻と尻尾に力を込め出し切ったあー様は、出入り口の砂やトイレの
壁面をかいていました。
流石あーちゃん様、雲母を微塵も隠さない趣味は健在ですね!
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