天才だ

長男が小さいとき、「すごいね、長男くんは天才だね!」と言って育てていました。

わたしは、わたしの母親に「自分の子どもを天才って言うなんて、おかしい。そんなふうに褒めるものじゃない」と諭されました。


でも!

小さいころの長男くんはほんとうに賢くて、本気で天才だって思っていたのです!

幼稚園の年中さんにはもうわり算が出来ていたし、マイナスの計算もしていたのです。

素数を数えてお風呂から出ていました。


天才じゃん! ほんとうに賢い!!


本気でそう言っておりました。

結果か、もともとの性質か、その両方か、彼は努力しない人間になりました。


どうしましょう?


親が呼び出されるくらいひどい成績なのに、元気に学校に行き、

努力もせずに「なんとかなる!」と思っているのです。



そんなわけで、褒めて育てるのがいいことか悪いことか、わたしにはまだ判断が出来ません。

ただ、長男は「おれ、頭悪い」と言いつつ、「やれば出来る」とは思っているような気がします。


やれよ!(切実)

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